現地時間6月27日に行なわれた北中米ワールドカップのグループステージJ組第3節で、オーストリアとアルジェリアが対戦した。2-2で後半終了間際を迎え、引き分けなら両チーム勝ち抜きとあって試合はそのまま終わるかと思われたが、後半アディショナルタイムにアルジェリアが勝ち越し。だが敗退危機に陥ったオーストリアが追いつく衝撃のエンディングとなり、両チームそろってグループステージ突破となった。

上写真=最後の最後で劇的な展開に。アルジェリアが勝ち越して2位通過かと思われたが、敗退危機に陥ったオーストリアはカライジッチ(14番)が執念の同点ゴール(写真◎Getty Images)

■2026年6月27日 北中米ワールドカップ・グループステージJ組第3節(カンザスシティ)
オーストリア 3-3 アルジェリア
得点=(オ)アルナウトビッチ、ザビッツァー、カライジッチ
   (ア)ベルガリ、マフレズ2

後半アディショナルタイムに2得点

 すでにアルゼンチンの1位通過は決まっており、勝った方が2位で通過、引き分けならオーストリアが2位、アルジェリアが3位で両チームとも通過で、敗れると他グループで3位のイランを下回って敗退という状況の一戦は、前半から激しい点の取り合いとなった。オーストリアは28分にアルナウトビッチが決めて先制したが、アルジェリアも前半終了間際にベルガリが決めて1-1とする。

 後半、オーストリアは55分にザビッツァーが決めて勝ち越したが、アルジェリアも60分にマフレズが決めて2-2。そのまま後半終了間際に入るとアルジェリアはゆっくりパスを回して攻め込む意思を見せず、そのまま試合が終わって両チームが勝ち抜きになるかと思われたが、ここから二転三転のドラマが始まる。

 4分と表示された後半アディショナルタイムの2分50秒過ぎ、アルジェリアが突如として縦パスを入れて攻撃を開始。エリア内右サイドへのパスをマフレズが決め、3点目を奪って勝ち越した(得点時間は90+3分)。

 しかし、まだドラマは終わらない。敗退危機に陥ったオーストリアはすかさず90+5分にFWのカライジッチを投入すると、90+6分、ザビッツァーが左から上げたクロスをグレゴリッチュがヘッドで折り返し、カライジッチがヘッドでたたき込んで3点目、執念の同点ゴールを奪った。

 かつてない衝撃のエンディングとなった試合は3-3の引き分け。両チームが勝ち抜きとなり、2位通過のオーストリアはラウンド32でスペインと、3位通過のアルジェリアはスイスと対戦することになった。


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