上写真=百年構想リーグの開幕戦で公式戦デビューを果たしたバーンズ・アントン。好セーブで勝利に貢献した(写真◎GAINARE TOTTORI)
「完璧な試合を目指して」
2月7日の明治安田J2・J3百年構想リーグの地域リーグラウンド第1節・ギラヴァンツ北九州戦で先発メンバーに名を連ねた。「試合に出ると言われた日は眠れなかった」ほどの緊張感に襲われたが、「チームのみんな、特にGK陣が緊張をほぐしてくれた」という。
大成高(東京)から2022年に町田に加入し、昨季途中からはロアッソ熊本に期限付き移籍したが、プロ4年間は公式戦出場なし。再び期限付き移籍した5年目の初戦で「実際にピッチに立つと、想像していたよりも声が届かないし、聞こえない。思っていた以上に迫力がある」と感じながらのプレーだった。
鳥取は32分にCKから先制されたものの、36分と57分の得点で逆転すると、80分には抜け出した相手とアントンが1対1になるピンチがあったが、相手がドリブルでかわそうとしたボールを手で阻み、続けざまのシュートも好セーブ。後半アディショナルタイムに追加点を奪い、3-1で白星スタートを切った。
それでも本人は「1本止めたから良かったように見えますが、試合を見直すと、失点シーンも自分が出ていれば防ぐことができたし、細かいミスも多かった」と反省の弁。より多くの出場機会をつかむべく「しっかり修正して突き詰めなければいけない」と今後に目を向けた。
一方で試合後は「家族や昔のコーチの方、いろいろな人から連絡が来ました。やっと自分がプレーする姿を見せることができた」との思いも。記念すべき一歩を踏み出して「一つひとつのポジショニングや技術を高めて、完璧な試合を目指して積み重ねていきます」と決意を新たにしていた。
取材・写真◎石倉利英
