FIFAクラブワールドカップ2025の準々決勝が7月5日(現地時間)に行われ、レアル・マドリード(スペイン)とボルシア・ドルトムント(ドイツ)が対戦した。レアルが10分、20分と効率よく2点を奪うと、そこから余裕の試合運び。終了間際に2点を許したものの、もう1点加えて3-2で逃げ切り。準決勝で、現欧州王者のパリ・サンジェルマン(フランス)と戦うことになった。

上写真=レアル・マドリードは10分、ゴンサロ・ガルシア(左)が決めてあっけなく先制(写真◎Getty Images)

■2025年7月5日 クラブW杯準々決勝(@メットライフ・スタジアム)
レアル・マドリード 3-2 ボルシア・ドルトムント
得点:(レ)ゴンサロ・ガルシア、フラン・ガルシア、エムバペ
   (ド)バイアー、ギラシ

ドルトムントも最後に粘る

 試合は早々に動いた。10分、左サイドを攻略し、アルダ・ギュレルがクロス、中央に潜り込んだゴンサロ・ガルシアが飛び上がって右足インサイドでていねいにゴール右に送り込んで、あっけなく先制に成功した。

 20分には追加点。今度は右サイドから攻めてポケットに進入したトレント・アレクサンダー=アーノルドが中央へ、逆サイドから一気に入ってきたフラン・ガルシアが左足で押し込んで、さらに優位に試合を進めた。ラウンド16でユベントス(イタリア)相手に決勝ゴールを生んだコンビがまたも輝いた。

 ここからはレアルがやや落ち着いた試合運びに切り替え、それに乗じてドルトムントが前進する回数が増えた。それでも決定機には至らず、レアルが要所を締めて時間を進めた。後半開始からドルトムントは3人を交代して反撃を試みるが、展開は大きくは変わらず。レアルは67分にエムバペ、モドリッチ、セバージョスを投入して、さらに攻めに出ることでドルトムントの反撃のチャンスを削っていった。

 しかし、アディショナルタイムに動きが。90+3分にドルトムントのバイアーが1点を返すと、その直後にレアルはエムバペが鮮やかなバイシクルシュートを決めて3-1に。しかし、90+5分にハイセンがペナルティーエリア内でファウルを犯して退場処分、ドルトムントはこれで手にしたPKをギラシが90+8分に決めて、またも1点差に詰め寄った。

 しかし、反撃もここまで。レアルが最後にばたつきながらも3-2で逃げ切って、ベスト4進出を決定。準決勝では、欧州王者のパリ・サンジェルマン(フランス)と激突する。


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