FIFAクラブワールドカップ2025のラウンド16が行われ、パリ・サンジェルマン(フランス)とインテル・マイアミ(アメリカ)が対戦した。前半から着々とゴールを重ねた欧州王者パリSGが4発圧勝。リオネル・メッシは古巣対決に敗れ、大会を去ることになった。
上写真=2ゴールをマークし、チームの勝利に貢献したジョアン・ネベス(写真◎Getty Images)
■2025年6月29日 ラウンド16(@メルセデス・ベンツS)
パリSG 4−0 マイアミ
得点:(パ)ジョアン・ネベス2、オウンゴール、アクラフ・ハキミ
ジョアン・ネベスが2発!
欧州王者が前半で勝負を決めた。開始6分、マイアミ陣内の左サイドで得たFKの場面でビティーニャが入れた鋭いボールにジョアン・ネベスが反応。頭を合わせて先制すると、2点目もジョアン・ネベスが奪う。
マイアミのビルドアップの局面でCBにプレッシャーをかけてファビアン・ルイスがボールを奪取し、ブラッドリー・バルコラ、再びルイスとつないで最後はジョアン・ネベスがネットを揺らした。
前半終了間際の44分には右サイドを崩し、デジレ・ドゥエが高速クロスを送ると、ゴール前でトマス・アビルスに当たってオウンゴールに。さらにアディショナルタイムにも裏に抜け出したバルコラがシュートを放ち、跳ね返ったところをハキミが詰めて加点。パリSGが4−0とマイアミを圧倒した。
後半もパリSGが優位に試合を進めると、追加点こそなかったが、そのまま試合をクローズさせて完勝。マイアミも80分にジョルディ・アルバのクロスからメッシがヘディングシュートを放つ惜しい場面を作り出したが、ゴールは遠かった。
パリSGは準々決勝以降を見据えて早め早めの選手交代を実施するなど、余裕を持ってラウンド16を突破することに成功。頂点に向け、着実に歩を進めた。
