FIFAクラブワールドカップ2025のグループステージ第3節が行われ、グループDのエスペランス・チュニス(チュニジア)とチェルシー(イングランド)が対戦した。この一戦に勝った方がラウンド16に進出する『直接対決』だったが、チェルシーが優位に試合を進め、3ゴールを奪って快勝。グループ2位で16強入りを果たした。
上写真=チェルシーが3ゴールで快勝。デラップ(右)は加入後、初得点だった(写真◎Getty Images)
■2025年6月24日 GS3節・D組(@リンカーンFF)
エスペランス 0−3 チェルシー
得点:(チ)トシン・アダラビオヨ、リアム・デラップ、タイリーク・ジョージ
前後半のATで3ゴール!
試合の立ち上がりからチェルシーが優位にゲームを進めたが、ネットが揺れたのは前半のアディショナルタイムだった。45+3分に敵陣で得たFKの機会に、エンソ・フェルナンデスが蹴ったボールをアダラビオヨが打点の高いヘディングで叩き込み、先制。ついに均衡を破ると、前半終了の笛がなる前に、さらにもう1ゴール追加してみせる。
45+5分、今度もアシストしたのはエンソ・フェルナンデスだった。敵陣やや左から浮き球パスをボックス手前のデラップに送ると、デラップは素早い反転で前を向き、ボックス内へ。相手GKの動きを確認し、右足で冷静にボールをゴールへ流し込んだ。
ダメ押しの3点目もまた、アディショナルタイムだった。今度は後半、90+7分。クリストファー・エンクンクがドリブルで運び、左側にいたアンドレイ・サントスに展開。ボックス手前にポジションを取ったジョージがボールを引き取って右足をひと振り。鋭いシュートで3点目を生んだ。
この結果、チェルシーのグループ2位が確定。エスペランスは3位となりグループステージでの敗退が決まった。
