FIFAクラブワールドカップ2025のグループステージ第3節が行われ、グループCのベンフィカ(ポルトガル)とバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が対戦した。すでにラウンド16進出を決めているバイエルンは引き分け以上で首位通過だったものの、敗戦。ベンフィカが1−0で勝利し、逆転で首位通過を決めた。
上写真=ベンフィカを勝利に導いたシェルデルップ。ゴールを記録した(写真◎Getty Images)
■2025年6月24日 GS3節・C組(@バンク・オブ・アメリカS)
ベンフィカ 1−0 バイエルン
得点:(ベ)アンドレス・シェルデルップ
後半はバイエルンが圧倒的に攻め込んだが…
前節終了時点ですでにラウンド16進出を決めていたバイエルンに対し、ベンフィカは勝てば突破が決まる状況だった。13分、ベンフィカが見事な崩しで先制ゴールを記録する。
右サイドバックのアウルスネスが右サイドの深い位置からクロスを供給すると、左サイドハーフのシェルデルップがボックス内に走り込み、右足を合わせてネットを揺らした。
いきなり失点したバイエルンはその後、ギアを入れてボールを支配し、何度も相手ゴールに迫った。とりわけ後半はほとんど敵陣でプレーしたが、61分に決まったキミッヒのゴールもオフサイドで取り消され、ケインのヘッドもザネの突破も得点にはつながらず。何よりベンフィカのGKアナトリー・トルビンの好守も光った。
8分のアディショナルタイムも粘り強く守り抜いたベンフィカが前半早々にあげたゴールを守り切り、1−0で勝利。グループCを1位で通過、ラウンド16に駒を進めた。一方のバイエルンはターンオーバーした影響もあったか、圧倒的に攻め込みながらも敗戦。2位で決勝トーナメントに進むことになった。
