FIFAクラブワールドカップ2025のグループステージ第2節が行われ、グループFのフルミネンセ(ブラジル)と蔚山HD(韓国)が対戦した。フルミネンセが先制したものの、すぐさま蔚山も反撃し、前半に逆転。しかし後半、フルミネンセが地力の違いを見せて再び突き放し、4−2で勝利を収めた。
上写真=チームの2点目と記録したノナトと4点目をスコアしたケノ(写真◎Getty Images)
■2025年6月21日 GS2節・F組(@ルーメン・フィールド)
フルミネンセ 4−2 蔚山
得点:(フ)ジョン・アリアス、ノナト、フアン・パブロ・フレイテス、ケノ
(蔚)イ・ジンヒョン、オム・ウォンサン
前半45分は蔚山ペースだった
一進一退の前半戦になった。27分にフルミネンセがアリアスの美しい直接FKで先制した10分後だ。今度は蔚山が鮮やかなカウンターを放つ。自陣から一気に攻め上がると右クロスに走り込んだイ・ジンヒョンが角度は狭いながらもダイレクトで蹴り込み、同点に追いつく。
前半終了間際の48分にはイ・ジンヒョンの左クロスにオム・ウォンサンが倒れ込みながら頭を合わせて逆転に成功。互いに攻め合う激しい展開になった。
後半、蔚山も相手の背後を狙ってチャンスを作り出すが、追加点を奪えず、逆にフルミネンセが66分、ノナトのゴールで試合を振り出しに戻した。同点の勢いに乗ったフルミネンセは83分に左CKの流れからボックス内でしつこくボールをつないで、最後はフレイテスがネットを揺らし、逆転。大勢のサポーターが詰めかけたスタンドに歓喜を巻き起こした。
後半アディショナルタイムにもアリアスの右クロスからケノがヘディングを決めてダメ押し。持てる力をぶつけ合った好勝負は4−2でフルミネンセに軍配が上がった。
