上写真=冷静なプレーで先制ゴールをスコアしたハリー・ケイン(写真◎Getty Images)
■2025年6月20日 GS2節・C組(@ハードロックS)
バイエルン 2−1 ボカ・ジュニアーズ
得点:(バ)ハリー・ケイン、マイケル・オリーセ
(ボ)ミゲル・メレンティエル
後半はボカが攻勢に出たが…
ソリッドな守備と分厚い攻撃で立ち上がりからバイエルンがその力を示した。開始8分にマイケル・オリーセが蹴った右CKが直接ネットを揺らしたが、これはセルジュ・ニャブリがGKアグスティン・マルチェシンのプレーを邪魔したと判定され、ノーゴール。しかし、バイエルンはその10分後に正真正銘のゴールを奪う。
ライマーの右クロスがこぼれたところをボックス内でハリー・ケインが素早く拾って蹴り込み、先制。落ち着き払ったエースストライカーの一発でバイエルンがリードを奪った。
バイエルンが先制したことで、初戦でオークランド・シティから10ゴールを挙げた破壊的な攻撃力がその後、展開されるかと思われたが、多くのサポーターが詰めかけたボカも激しい当たりとハードワークでペースを握らせない。後半は相手ゴールに迫る場面を増やし、66分にはミゲル・メレンティエルが抜け出し、チェックに来たDFを巧みにかわして同点に追いついた。
盛り上がるスタンドはさながらボカのホームスタジアム、ボンボネーラの雰囲気を醸し出していたが、84分に勝負を決める1点が入る。ネットを揺らしたのはオリーセ。ボックス内のケインの落としに左足を鋭く振り抜き、決勝点を生み出した。
バイエルンは2連勝でラウンド16進出が決定。一方のボカは1分け1敗となり、可能性は残るものの、突破はかなり苦しい状況になった。
