上写真=選手招集に関して難しさがある中、アジアを制し、パリ五輪8強の成績を収めた大岩剛監督。右は羽田憲司コーチ(写真◎Getty Images)
経験がメリットになる
パリ五輪でU−23日本代表を率いてベスト8という結果を収めた大岩剛監督が、2028年のロス五輪も監督としてチームを率いることになった。コーチには羽田憲司も引き続き、仕事にあたる。また、GKコーチには新たに佐藤洋平氏が就任する。
大岩監督の続投について、影山雅永技術長は以下の通り、その理由を説明した。
「今までに用件にない中で、あの結果を出した(U23アジアカップ優勝/パリ五輪8強)。難しいマネジメントの中でそれをやり遂げたことを評価した」
海外組が増えたことで、以前に比べて招集に拘束力のない五輪や予選に選手を呼ぶことが難しくなった。それらを経験している事実が大きなメリットになると影山技術委員長は言った。
また、羽田コーチがU−19日本代表コーチを兼任することも発表された。来年のU−20ワールドカップを目指すチームは、いわゆるロス五輪世代。羽田コーチにはステップアップをよりスムーズにする役割が期待される。
JFAは明日13日に監督就任記者会見を開く予定。大岩監督自身が、その考えを述べる。
Uー16日本代表監督も決定!
JFAは、2026年に行われるU−17ワールドカップを目指す世代別代表、U−16日本代表の新監督も発表した。就任したのは、小野信義(おの・しんぎ)氏。ジェフ千葉U−15コーチのほか、横浜FCのジュニアユースやユースで監督を務め、トップチームのコーチも経験している。