ドイツで開催されているUEFA EURO2024は現地7月5日、準々決勝でポルトガルとフランスの実力国が激突した。どちらにも多くのチャンスがありながらゴールは生まれずに0-0のまま120分を終了。PK戦の結果、フランスは準決勝進出を決めた。

上写真=フランスがPK戦を制してベスト4進出を喜んだ(写真◎Getty Images)

■2024年7月5日 準々決勝(@ハンブルク)
 ポルトガル 0-0(PK3-5)フランス

ポルトガルはPK3人目が失敗

 ポルトガルのFWクリスチアーノ・ロナウド、フランスのFWキリアン・エムバペと、両チームのキャプテンでもあるトップクラスのスピードスターに注目が集まるが、序盤はおとなしかった。22分にようやくエムバペが左サイドを突破したが、ブロックに遭う。

 ていねいに作りながら前進するポルトガルに対し、フランスはフィジカルの優位性で対抗。どちらも独自色を出しながら、押しては引き、引いては押しの展開で、交互にそれぞれの時間帯を迎える展開になった。

 スコアレスのまま折り返した後半、50分にエムバペが中央でワンツーから強烈なシュートを放ち、ギアを上げる。ポルトガルはMFビティーニャの持ち運びと左サイドのFWラファエウ・レオンの突破力を軸に押し込もうと試みる。61分にはMFブルーノ・フェルナンデスが右に出てシュート、さらにDFジョアン・カンセロも狙って、連続フィニッシュで脅かした。

 決定機は続き、62分に左サイドをラファエウ・レオンが破ってニアへ、ビティーニャがダイレクトで狙ったが、GKマイク・メニャンがブロック。

 フランスも66分にカウンターからチャンスをつかみ、右から抜け出したFWランダル・コロムアニがシュートを放ったが実らず。70分には交代で入ったばかりのFWウスマン・デンベレが右サイドの突破から折り返し、MFエドゥアルド・カマビンガがニアの至近距離から狙うが、利き足とは逆の右足だったこともあって左に切れていく。74分にはデンベレがカットインから狙い、アディショナルタイムにもデンベレのカウンターからエムバペがコースを突こうとするが、ボールはGKメニャンの手に収まった。

 そんな一進一退の攻防もゴールは生まれずに、ついに延長戦へ。

 93分にはついにクリスチアーノ・ロナウドにチャンスがやってきて、右サイドを鋭く抜けたFWフランシスコ・コンセイソンの折り返しに右足で狙ったが、うまく足に合わずに上へ。97分にはフランスがデンベレの独走カウンターから最後はエムバペがシュートを放ったが、またもブロックに遭う。

 エムバペが延長戦後半を前にベンチに下がってお役御免。ポルトガルは108分に右サイドからコンセイソンが突破してファーへ、入ったばかりのFWジョアン・フェリックスがヘッドで押し込もうとするが、外のサイドネットへ。フランスは112分にデンベレがサイドチェンジのパスをうまく運んでカットインからシュートを放つが、力が乗り切らずに上へ。115分にはエムバペに代わって入っていたFWブラッドリー・バルコラがするすると左からペナルティーエリアに入っていくが、シュートは左に切れた。120分にはカウンターでDFヌーノ・メンデスが正面から放ったシュートも、GKへ。

 120分を通してともにこれだけ見せ場を作りながらも、結局、無得点。勝負の行方はPK戦へと持ち込まれた。

 ここで先攻のフランスが5人全員成功させたのに対し、ポルトガルは3人目のジョアン・フェリックスのシュートが左ポストに阻まれ、5-3でフランスの勝利。こうして、緊迫感あふれるスコアレスドローからの決着を迎えて、フランスが準決勝でスペインと戦うことになった。


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