UEFA EURO2024の決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)が現地2日に行なわれ、ミュンヘンではルーマニアとオランダが対戦した。オランダが前半に先制し、チャンスを量産した後半に2点を追加。懸命の反撃を試みたルーマニアを無失点に抑え、完封勝利で準々決勝進出を決めた。

上写真=オランダは20分、左サイドからカットインしたガクポが右足シュートでニアサイドを破って先制点。後半には2点目をアシストした(写真◎Getty Images)

■2024年7月2日 ラウンド16(@ミュンヘン)
 ルーマニア 0-3 オランダ
 得点:(オ)コーディ・ガクポ、ドニエル・マレン2

終盤の2得点で突き放す

 立ち上がりから積極的に相手ボールへプレッシャーをかけるルーマニアが主導権を握るかと思われたが、20分に均衡を破ったのはオランダ。左サイドでパスを受けたFWコーディ・ガクポがカットインから右足を振り抜き、ニアサイドを破ってネットを揺らした。
 
 その後も優勢に進めるオランダに対し、ルーマニアはDFバシレ・モゴシュが相手選手との接触で負傷し、38分にDFボグダン・ラコビシャンと交代するアクシデント。それでもセットプレーなどでゴールを目指したものの、決定機を作ることができない。
 
 後半、オランダは54分にゴール前の混戦からFWメンフィス・デパイがシュートを放つも決まらず。58分にはDFフィルジル・ファンダイクのCKからのヘッドが右ポストに当たって外れた。62分にはガクポが自陣からドリブルで運んで放ったシュートがGKにセーブされ、直後にCKの流れからガクポが蹴り込んだが、VARのチェックでオフサイドの判定となり、なかなか追加点を奪えない。
 
 その後も再三チャンスを作ったオランダは、ようやく83分に2点目を奪う。エリア内左サイドでボールを持ったガクポが相手と競り合いながら、ゴールラインを割りそうなボールを粘って折り返し、FWドニエル・マレンが決めた。

 オランダは後半アディショナルタイムの90+3分にもマレンがドリブルで運んで蹴り込み、ダメ押しの3点目。終盤の2得点で突き放し、ベスト8進出を決めた。


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