UEFA EURO2024のラウンド16が現地1日に行なわれ、デュッセルドルフではフランスとベルギーが対戦した。試合は0−0の状態が長く続いたが、途中出場のランダル・コロムアニのシュートがベルギーのオウンゴールを誘発し、フランスが1−0で勝利。2大会ぶりのベスト8進出を決めた。

上写真=記録上はオウンゴールだったが、コロムアニのシュートが決勝点につながった(写真◎Getty Images)

■2024年7月1日 ラウンド16(@デュッセルドルフ)
フランス 1ー0 ベルギー
得点(フ)オウンゴール

守備的だったベルギー、最後に力尽きる

 ともにグループを2位で突破することになったが、FIFAランキング2位のフランスと3位のベルギーという強豪国同士の対戦は、ラウンド16の中でもとくに注目のカードだった。

 互いに矢印を前に向けながらも、リスク管理も怠らない。0−0の状態が長く続いたが、決して退屈な展開にならないのは、攻守の切り替えから攻撃側は一気にボールを前進させるスキルとスピード感を持ち、守備側は素早いプレスとアプローチ、レベルの高いGKの存在でそれを防ぐ力があるからだった。

 それでもシュート数はフランスが大きく上回り、敵陣で長くプレーすることになった。ベルギーはデ・ブライネが下がり目でプレーするなど、全体的に守備に軸足を置いていたからだった。一瞬たりとも目が離せないまま、試合は80分を経過。延長戦もちらつき始めた中、85分、ついにスコアが動く。

 途中出場のコロムアニがボックス右でパスを受けると、鋭い反転からシュートを放つ。ベルギーのDFベルトンゲンに当たったボールはそのままゴールに吸い込まれた。それまで好守を見せていたGKカステールスも反応できず。オウンゴールによってフランスが先制。これが決勝点になった。

 強豪対決を制したフランスは、2大会ぶりにベスト8へ進出。7月5日に行われる準々決勝では、ポルトガル対スロベニアの勝者と4強入りをかけて対戦する。


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