上写真=殊勲のGKママルダシュビリと仲間たちが歓喜!(写真◎Getty Images)
■2024年6月26日 グループステージ3節・F組(@ゲルゼンキルヘン)
ジョージア 2-0 ポルトガル
得点:(ジ)クビチャ・クバラツヘリア、ジョルジュ・ミカウタゼ
GKママルダシュビリが好守連発!
スタートから最高潮だ。開始2分でジョージアが試合を動かしたのだ。ポルトガルのバックパスミスを拾ったFWジョルジュ・ミカウタゼがドリブルでカウンターを仕掛け、左へ。抜け出したFWクビチャ・クバラツヘリアが左足でゴール右へたたき込み、あっという間に先制した。
グループステージ突破には勝利だけが必要なジョージアにとっては最高の幕開け。ただ、すでに2連勝で首位通過を決めているポルトガルが地力に勝り、主導権を握って押し込んで、ほぼハーフコートゲームになった。
17分にはFWクリスチアーノ・ロナウドが強烈な無回転FKをお見舞いすれば、23分にはMFジョアン・パリーニャが20メートルほどのミドルシュートを狙うが、GKギオルギ・ママルダシュビリがセーブ。28分にはFWフランシスコ・コンセイソンがクロスのこぼれ球を右からダイレクトボレーで狙うが、わずかに枠の外。30分にはショートカウンターからFWジョアン・フェリックスが左足で狙うが右へ。35分にはクリスチアーノ・ロナウドがペナルティーエリアに入って左から狙うがブロックに遭う。46分のジョアン・フェリックスのミドルシュートもGKママルダシュビリの懐に収まった。クリスチアーノ・ロナウドが主審の判定に不服を示してイエローカードをもらうなど焦りは募り、ジョージアが5-3-2システムで築いた堅陣を崩すことができないままだった。
後半に入ってもキックオフからポルトガルが猛攻。47分に左CKのこぼれ球をクリスチアーノ・ロナウドが至近距離から狙うがブロックされ、54分のDFディオゴ・ダロトのミドルシュートはまたもGKママルダシュビリに弾かれた。
ここでVARが介入し、この直前のプレーでジョージアのDFルカ・ロチョシュビリが倒されたとしてPKに。ミカウタゼがゴール右にきっちり沈めて、リードを2点に広げた。
ポルトガルは65分にはクリスチアーノ・ロナウドをベンチに下げるなどテコ入れを図るものの、ゴールは遠いまま。結局このままジョージアが2-0でしのぎきって、うれしい歴史的大会初勝利、そして3位に入ってグループステージ突破を決めた。