UEFA EURO2024のグループステージ第2節が現地21日に行なわれ、デュッセルドルフではスロバキアとウクライナが対戦した。序盤に先制したスロバキアに対し、ウクライナも後半に主導権を握って大会初ゴールで同点に。試合終盤には2点目を奪って逆転し、逆転で大会初勝利を挙げた。

上写真=ウクライナは80分、ヤレムチュクが見事なボールコントロールから右足で決めて2-1と逆転。大会初勝利を飾った(写真◎Getty Images)

第■2024年6月21日 グループステージ第2節・E組(@デュッセルドルフ)
 スロバキア 1-2 ウクライナ
 得点:(ス)イバン・シュランツ
    (ウ)ミコラ・シャパレンコ、ロマン・ヤレムチュク

一進一退の攻防から2点目

 立ち上がりからスロバキアがボールを支配して攻め込むものの、ウクライナも第1節のアンドリー・ルニンに代わって先発したGKアナトリー・トルビンが、再三の好セーブでゴールを割らせない。それでもスロバキアは17分、左サイドでのスローインからセンタリングを送り、FWイバン・シュランツがヘッドで合わせて均衡を破った。
 
 ウクライナもカウンターで攻め込むと、29分にはCKからのチャンスでMFミハイロ・ルドニクがシュートを放ち、MFアンドリー・ヤルモレンコが左足で触ったが、シュートは枠を捉えず。33分にはDFオレクサンドル・ティムチクが右サイドから放ったシュートが、左ポストに当たって決まらなかった。
 
 それでもウクライナは、後半立ち上がりから攻撃に勢いが出て敵陣で試合を進めていく。54分にはカウンターから左サイドを崩し、最後はセンタリングをMFミコラ・シャパレンコが左足で蹴り込んで、大会初ゴールで同点とした。
 
 その後は一進一退の攻防が続いたが、80分にウクライナが逆転ゴール。右サイドからの浮き球のパスに反応してエリア内に走り込んだFWロマン・ヤレムチュクが、背後から来たボールを巧みにコントロールして右足でシュートを放つと、相手選手の懸命のクリアも及ばずネットを揺らした。
 
 結局そのままウクライナが勝利。ルーマニアに0-3で敗れた初戦から巻き返し、その初戦でベルギーを下したスロバキアを下した。


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