UEFA EURO2024のグループステージ第1節が現地17日に行なわれ、オーストリアとフランスが対戦した。前半にオウンゴールで先制したフランスに対し、オーストリアも最少失点で粘って食らいつく。フランスはエムバペが終盤に負傷して交代するアクシデントがありながらも、そのまま1点差で逃げ切って初戦を勝利で飾った。

上写真=フランスは85分、FKをヘッドで合わせたエムバペが相手選手の肩に鼻をぶつけるアクシデント。交代で退くことになったが、1点差で逃げ切った(写真◎Getty Images)

■2024年6月17日 グループステージ1節・D組(@デュッセルドルフ)
 オーストリア 0-1 フランス
 得点:(フ)オウンゴール

エムバペが警告→交代

 フランスは立ち上がりの8分、自陣でのボール奪取からカウンターに転じ、エムバペがドリブルで運んでエリア内に侵入。最後は右足でニアサイドを狙ったが、オーストリアGKペンツが鋭い反応で防いだ。
 
 オーストリアも36分に決定機を迎える。左からのセンタリングをエリア内でザビッツァーが落とすと、バウムガルトナーがフリーに。しかし右足で軽く浮かせようとしたシュートは、フランスGKメニャンが鋭く間合いを詰めて足でセーブした。
 
 ピンチをしのいだフランスは38分、右サイドでボールを持ったエムバペがドリブルで1人をかわしてセンタリング。オーストリアDFブーバーの頭に当たったボールがネットを揺らし、オウンゴールで均衡を破った。
 
 フランスは後半に入って55分、縦パスに反応したエムバペが驚異的なスピードでDF2人を振り切り、GKと1対1に。追加点かと思われたが、右足シュートは右に外れ、リードを広げることができない。

 その後も攻め込んで追加点を狙うフランスに対し、オーストリアも何とかはね返してゴールを目指す。78分には敵陣でボールを奪って右サイドにつなぐも、スライディングしながら右足を伸ばしたバウムガルトナーのシュートは、フランスGKメニャンにセーブされた。

 フランスは85分、エムバペがFKをヘッドで合わせた際、相手選手の肩に顔面をぶつけて倒れ込み、鼻から激しく出血。治療のためにピッチ外に出た後、主審の許可を得ずにピッチ内に戻り、そのまま交代で退く直前に警告を受けるアクシデントもあった。

 9分と表示された後半アディショナルタイム、オーストリアも懸命にゴールを目指したが、フランスは最後まで割らせず勝利。決定力不足、エムバペの負傷の状態など気がかりな点はあるものの、何とか白星スタートを切った。


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