UEFA EURO2024のグループステージ第1節が現地15日に行われ、ドルトムントではグループBのイタリアとアルバニアが対戦。開始直後にアルバニアが先制に成功したものの、すぐにイタリアが逆転し、初戦を勝利で飾った。

上写真=アルバニアの先制点を決めたネディム・バイラミとイタリアの同点弾を記録したバストーニが争う(写真◎Getty Images)

■2024年6月15日 グループステージ1節・B組(@ドルトムント)
 イタリア 2−1 アルバニア
 得点:(イ)アレッサンドロ・バストーニ、ニコロ・バレッラ
    (ア)ネディム・バイラミ

まさかの失点から10分後に同点、15分後に逆転

 開始1分、いきなりネットが揺れた。ゴールを決めたのはアルバニアの10番を背負うネディム・バイラミだ。

 キックオフの流れから敵陣に蹴り込んだボールがタッチラインを割り、イタリアのスローインになる。左サイドバック、ディマルコがセンターバックのパストーニに向かって投げ入れたボールをボックス内でかっさらうと、ワントラップして右足を一閃。ニア側にシュートを叩き込んだ。

 まだ試合開始から30秒と経っていなかった。アルバニアがいきなり先制パンチを食らわせた格好になる。

 しかし、イタリアもすぐに冷静さを取り戻した。11分、左CKの場面でショートコーナーを選択すると、ペッレグリーニが右足で入れたボールをパストーニがヘディングシュート。まさかの失点から10分後に同点に追いついた。

 ボールを握り、敵陣でプレーし始めたイタリアはさらに5分後、逆転に成功する。相手を押し込み、連続攻撃を繰り広げると、スカマッカのシュートの跳ね返りをペナルティーアーク付近に構えていたニコロ・バレッラが右足ボレーでとらえ、ゴール左を鮮やかに射抜いてみせた。

 逆転に成功したイタリアはその後、主導権を握りながら試合を進め、終盤に何度かピンチを迎えたものの、GKドンナルンマを中心にきっちり守りきって2−1で勝利。スペイン、クロアチアと同居する死の組の初戦で、大きな勝ち点3を手にした。


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