UEFAヨーロッパリーグ決勝が22日に行われ、アタランタ(イタリア)とレバークーゼン(ドイツ)が対戦。ブンデスリーガを無敗で制すなど今シーズン、無類の強さを示しているレバークーゼン有利の声もあったが、ジャンピエロ・ガスペリーニ率いるアタランタが3−0で快勝。初優勝を飾った。

上写真=ヨーロッパリーグ初優勝を飾ったアタランタの選手たち(写真◎Getty Images)

ナイジェリア代表ルックマンが爆発!

 初優勝を目指して決勝の舞台に上がった両チームだが、下馬評では公式戦51戦無敗で、ブンデスリーガ王者となったレバークーゼンが優位と見られていた。

 しかし、試合は前半からアタランタのペースで進んでいく。12分、26分とナイジェリア代表FW、ルックマンがネットを揺らす。2点リードで後半に折り返したアタランタは75分にもルックマンが強烈なシュートを叩き込み、勝負あり。

 公式戦で51戦無敗という大記録を打ち立てたレバークーゼンを決勝で退け、ヨーロッパリーグに初制覇。イタリア勢としても初めての戴冠となった。

 また、今回の決勝は、さまざまなチームを率いてイタリアで長きに渡り活躍するアタランタのガスペリーニ監督と、レバークーゼンでさまざまな記録を塗り替えるシャビ・アロンソ監督の対決としても注目されていたが、結果は66歳の大ベテランが42歳の若き指導者に完勝。そしてこのEL優勝は、1994年にユベントスの下部組織で指導者を始めたガスペリーニにとって、30年間の指導キャリアで初めて手にしたタイトルとなった。


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