第102回全国高校サッカー選手権大会の3回戦、明秀日立(茨城)対近江(滋賀)が1月2日に等々力陸上競技場で行なわれた。インターハイ王者の明秀日立が前半に先制するが、後半に巻き返した近江が同点に追い付き、PK戦の末に近江が準々決勝への切符をつかんだ。
上写真=PK戦を制した近江がベスト8進出を決めた(写真◎金子悟)
■2024年1月2日 全国高校サッカー選手権3回戦(@神奈川・等々力)
明秀日立 1-1(PK2-4) 近江
得点者:(明)石橋 鞘
(近)山門立侑
近江は2試合連続でPK戦勝利
夏冬連覇を目指す明秀日立は、22分、吉田裕哉の落としを受けた石橋がエリア外からミドルを突き刺して先制。エースの石橋は初戦に続く2試合連続ゴールとなった。後半に入ると、ハーフタイムに2枚替えを行なった近江が巻き返し、47分、山門立侑のクロスが相手DFのハンドを誘ってPK獲得。このPKを山門が自ら決めて試合を振り出しに戻した。
終盤は激しく攻め合い、互いにチャンスを作り出したがゴールは生まれず、1-1で80分間が終了。両チームともに2試合連続となったPK戦は、先攻・明秀日立の3人目、4人目を近江のGK山崎晃輝が連続ストップ。一方、近江は4人目まで全員が成功し、インターハイ王者を破って初の準々決勝進出を決めた。