ITスポーツ連盟が主催する「第20回ITサッカーリーグ」の第3節が10月14日(土)、横浜FC東戸塚フットボールパークで行われた。総当たりのリーグ戦を終え、1位は日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)、2位は日鉄ソリューションズ株式会社(NSSOL)、3位はアイエックス・ナレッジ株式会社(IKI)、4位は株式会社DYMという結果に。リーグ戦順位をもとに、10月21日(土)に行われる順位決定トーナメント1回戦のカードは、JBS対DYM、NSSOL対IKIに決まった。

上写真=優勝経験もあるDYM(右)が苦しみながらもNSSOOLと引き分け今季初の勝ち点を得た(写真◎阿部卓功)

第1試合
JBS 3-0 IKI

【得点】14分:大和将也(JBS)、19分:繁野竜介(JBS)、47分、風祭佑太(JBS)

画像: ゴラッソで沸かしたJBSの繁野。エリア外から豪快にボレーシュートを突き刺した(写真=阿部卓功)

ゴラッソで沸かしたJBSの繁野。エリア外から豪快にボレーシュートを突き刺した(写真=阿部卓功)

JBSが今季最多得点で快勝

 首位に立つJBSに対し、IKIはシステムを変更して5バックで対応。自陣深くにブロックを敷いて序盤は相手にチャンスを作らせなかった。しかし実力で勝るJBSが適応力を発揮し、ミドルシュートを積極的に放ってIKIの守備に綻びを生じさせると、14分、高月のCKから最後は大和が蹴り込んでJBSが先制。19分にはペナルティーエリア外から繁野が豪快なボレーシュートを突き刺し、一気にリードを2点に広げた。

 後半に入ってもJBSは攻撃の手を緩めず、フレッシュな選手を続々と投入して選手層の厚さを見せつけた。47分には後半開始から出場した風祭がダメ押しの3点目を奪って勝負あり。リーグ戦を勝利で締めくくり、NSSOLとの首位争いでも得失点差で優位に立った。

【出場メンバー】
JBS:GK稲井隆太、DF田中晴飛(50分、井上和幸)、和田健太、戸塚拓磨、木下諒人(37分、中村壮)、高月稜真(30分、風祭佑太)、MF繁野竜介(42分、安達捷)、粕谷直輝(42分、小田修平)、小野翔矢(37分、松尾瞭汰)大和将也(37分、清部圭太)、高橋瞭太(54分、岸谷恵太)

IKI:GK田村智宏、DF藤平一成、湊谷仁、福田康政、亀田佑貴、清水悟、MF村関岳志、杉山文一、鈴木涼太(30分、長田羽惟)、FW中村修也、河尾俊佑

第2試合
DYM 1-1 NSSOL

【得点】11分:木村俊介(NSSOL)、43分:鷲塚蓮(DYM)

画像: 木村のゴールで先制したNSSOLだが、後半に追いつかれて今季2勝目ならず(写真=阿部卓功)

木村のゴールで先制したNSSOLだが、後半に追いつかれて今季2勝目ならず(写真=阿部卓功)

NSSOLの猛攻実らずドローに終わる

 第1試合の結果を受け、首位を奪うには4点差以上の勝利が必要となったNSSOLが序盤から猛攻を仕掛けた。ボールを失っても連動したプレスで「即時奪回」を成功させ、波状攻撃で相手ゴールに襲いかかり、11分に先制点。中央でパスを受けた木村が、胸トラップから流れるような動作でボレーシュートを放ち、華麗なゴールで試合を動かした。

 その後もNSSOLが一方的に攻め込み、追加点が生まれるのは時間の問題かと思われた。だが何度も訪れる決定機を逃し続けると、思わぬ落とし穴が待っていた。43分、CKからDYMの鷲塚にゴールを決められ、スコアは1-1に。同点に追いつかれて以降は焦りが目立ち、結局NSSOLに追加点が生まれないまま試合終了。NSSOLが2位で順位決定トーナメントに回り、JBSの首位通過が決まった。

【出場メンバー】
DYM:GK茨城啓太、DF川野博久、立花皓之介、山田圭太郎、濱野雄大、MF本山慎太郎、塚本海、村山璃空(30分、大道脩平)、横山瑛一朗(40分、羽賀健太)、FW澤口和哉、片岡新之助(30分、鷲塚蓮)

NSSOL:GK佐々木紘史、DF吉田哲治、新沼由輝、倉田義将、MF森崇晃、鈴木浩大、椿野駿平、木村俊介、尾崎達成(30分、徳永嘉裕)、FW矢野将伍、長谷川諒

第3節MIP
DF 鷲塚蓮(DYM)

画像: 第3節MIP DF 鷲塚蓮(DYM)

1点ビハインドで迎えた後半開始からFWとして出場すると、自慢の高さと強さを生かして攻撃の起点となり、セットプレーから貴重な同点ゴールを記録。逆転勝利とはならなかったが、今季初勝ち点をチームにもたらした。

<One Theme Interview>
私が考える「スポーツの力」

株式会社DYM
山田圭太郎

画像: 株式会社DYM 山田圭太郎

「平和じゃないですか」。スポーツの力は何かと聞かれ、株式会社DYMの山田圭太郎さんはそう答えた。スポーツを通じた相互理解と交流は、オリンピックやワールドカップといった世界規模の大会だけでなく、企業の中でも力を発揮すると山田さんは実感している。「一緒に働いているメンバーがスポーツを通じて交流して、チームワークを高める。そうやって一緒にスポーツをすることが、会社の事業にもつながってくると思います」
 DYMはサッカー部以外に野球部なども活動しており、社員による運動会も開催される。代表取締役を務める水谷佑毅氏の意向で、会社として「横のつながりを作ること」を大切にしているからだ。そのため若手社員には積極的な参加を促し、この日のITサッカーリーグに出場したDYMのメンバーの半数近くは新入社員だった。「初めて話した子もいたので、こうした活動で親しくなれるのは素晴らしいと思います」と山田さん。だが、試合は惜しくも引き分けに終わったこともあり、「あいつらはまだまだですよ(笑)」と先輩としての厳しさも忘れなかった。

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