U-21日本代表の大岩剛監督は11月8日、欧州遠征に臨む23人のメンバーを発表した。11月18日(現地時間)にスペインのセビージャでU-21スペイン代表と、22日(同)にポルトガルのポルティマンでU-21ポルトガル代表と、どちらも相手国に乗り込んで戦う貴重なテストマッチだ。

上写真=大岩剛監督は強豪との対戦を喜ぶ(写真◎スクリーンショット)

「喜びと責任をもって」と西川潤

 パリ・オリンピックを目指すU-21日本代表が、再びヨーロッパで経験値を上げる。今回の遠征では、U-21スペイン代表、U-21ポルトガル代表とそれぞれの国に赴いて対戦する貴重なゲームだ。大岩剛監督は「どちらも戦術的にトレンドである縦に速い攻撃と技術的な強みを持っている」と強豪との対戦を喜んでいる。

 9月にU-21スイス代表、U-21イタリア代表と戦った欧州遠征以来の活動だ。そのときはスイスには1-2で、イタリアには1-1という結果になった。スイス戦では開始早々の9分にCKから失点するなど、大岩監督も「レベルが上がれば上がるほど、自分たちがどう主導権を握るのか。そういう部分でのタイムコントロール、ゲームコントロールでどうやって試合に入らなければいけないかは痛いほど味わった」と、反省を生かす場にするつもりだ。

 前回遠征では参加していなかったメンバーも、今回は6人選ばれている。FC東京の左サイドバックで今季J1で17試合1得点とキャリアハイを達成したバングーナガンデ佳史扶、鹿島アントラーズのアタッカーである松村優太、ガンバ大阪に移籍して新たな挑戦に臨んでいる山本理仁、サガン鳥栖で存在感を示し始めた西川潤、アルビレックス新潟で攻撃の軸として成長した三戸舜介、ヴィッセル神戸でジョーカーとしても信頼を集める小田裕太郎が、このチームでどんなプレーを見せるか楽しみだ。そのうち、クラブを通じて発表された選手のコメントは次の通り。

バングーナガンデ佳史扶「この度、U-21日本代表に選出され、うれしく思います。東京の代表として、しっかりとチームに貢献して結果を残してきます。応援よろしくお願いします」

西川潤「選ばれた喜びと責任をもって、代表でも自分の力をしっかりと発揮できるように全力で頑張ってきます」

三戸舜介「U-21日本代表メンバーに選出いただき、嬉しく思います。先回のU-21代表には残念ながら選出されませんでしたが、自分は常に代表を意識してきました。今回、代表に復帰できたことは本当に嬉しいですし、ケガをしてしまったときの悔しさを代表活動にぶつけ、これまで自分を支えてくれた方々への感謝の気持ちを持って臨みたいと思います。
 遠征では強豪チームとの試合もありますが、相手チームの選手だけでなく、日本代表の選手にも負けないように、自分の何が通用して何が足りないかを知るために積極的にチャレンジしてきます」

小田裕太郎「U-21日本代表に選出され、うれしく思います。素晴らしいチームと試合ができるので、自分のプレーを出して頑張ります」

 Jリーグアウォーズでは細谷真大がベストヤングプレーヤーに選ばれており、お互いに刺激を与え合いながら成長の旅に出る。

U-21日本代表欧州遠征メンバー

▼GK
23 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ=ポルトガル)
1 佐々木雅士(柏)
12 鈴木彩艶(浦和)
▼DF
3 西尾隆矢(C大阪)
5 木村誠二(FC東京)
15 加藤 聖(長崎)
21 バングーナガンデ佳史扶(FC東京)
2 半田 陸(山形)
22 畑 大雅(湘南)
4 鈴木海音(栃木)
▼MF
20 松村優太(鹿島)
16 松岡大起(清水)
13 佐藤恵允(明治大)
6 川崎颯太(京都)
18 斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム=オランダ)
10 鈴木唯人(清水)
7 山本理仁(G大阪)
8 藤田譲瑠チマ(横浜FM)
17 西川 潤(鳥栖)
14 三戸舜介(新潟)
▼FW
9 藤尾翔太(徳島)
19 小田裕太郎(神戸)
11 細谷真央(柏)


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