上写真=eワールドカップに続き、再び世界との戦いに挑むナスリ(写真◎EA SPORTS社提供)
2対2の団体戦。「全員で意思疎通して」
鹿島のeスポーツチームに所属し、7月15日から17日(現地時間)までデンマーク・コペンハーゲンで開かれた『FIFA eワールドカップ』にアジア人として唯一出場したナスリ。その大会ではグループステージ敗退に終わったが、気持ちを切り替え、27日から30日(現地時間)まで同じくデンマーク・コペンハーゲンで開催される『FIFA eNations Cup 2022』(eネーションズカップ)にe日本代表の一員として臨む。
プレイヤーが1対1で対戦するeワールドカップとは異なり、eネーションズカップは2人のプレイヤーが組んで2対2で行なわれる“団体戦”。e日本代表にはナスリの他に、黒豆(CYCLOPS athlete gaming)、youxme(無所属)、Agu(Blue United eFC)、Jay(川崎F)が名を連ねる。2019年に第1回大会が開かれたものの、その後の2年間は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会が中止となり、今回は2度目の開催となる。e日本代表も初めて出場する世界大会だ。
7月4日に行なわれたグループステージの抽選会では、e日本代表はグループBに入り、ドイツ、スウェーデン、フランス、アラブ首長国連邦(UAE)、ペルーと対戦することが決まった。27日のフランス戦を皮切りに、27日と28日の2日間で10試合を戦い、グループ内での上位4位までが進出できるノックアウトステージを目指す。ノックアウトステージでは29日に1回戦と準々決勝、30日に準決勝と決勝が行なわれ、世界一の座を争う。
27日から始まるeネーションズカップの模様は『FIFAgg』(https://www.fifa.gg/streams)でライブ配信を予定している。
「アントラーズの一員として戦うことの重みと、日本代表として戦うことの重みは、また違ったものだと思っています。今回は日本代表としての振る舞いを意識しながら、チームの全員で意思疎通して、力を合わせて、まずはグループステージ突破を目指して戦いたいです」(ナスリ)
日の丸を背負って世界一を目指すナスリたちの激闘が、いよいよ幕を開ける。