AFC U23アジアカップ ウズベキスタン 2022に臨んでいるU-21日本代表は、6月4日のグループステージ初戦でUAEと対戦し、苦しみながらも2-1で勝利を収めた。勝利をもぎ取ったのは、細谷真大の豪快ヘッド。1-1で迎えた76分に右からのクロスを突き刺して、最高のスタートをもたらした。

上写真=細谷真大は最前線で体を張り続けながら、絶好機を待って仕留めた(写真◎AFC)

■2022年6月3日 AFC U23アジアカップD組第1戦(@パフタコールS)
UAE 1-2 日本
得点:(U)ヤセル・アルブルーシ
   (日)鈴木唯人、細谷真大

「最後までハードワークして集中できた」

 豪快ヘッドで勝ち点3だ。76分、エースストライカーの細谷真大が強烈に頭でボールをたたいて、日本に勝利をもたらした。

 右センターバックの鈴木海音が、高い位置に上がっていた右サイドバックの内野貴史に斜めの強いパスを滑り込ませた。これが攻撃のスイッチになった。そのまま一度中に持ち出して、短く縦へ。受けた藤尾翔太が鋭いクロスを送ると、中央で細谷がジャンプ一番、ヘッドで決めてみせた。

「翔太がいいクロスを上げてくれたので、あとは合わせるだけでしたね」

 細谷は真っ先に藤尾に感謝したが、巧みにマーカーの視野から隠れたステップワークで整えた準備も見逃せない。内野が中に持ち込んだときに、一度近寄ってパスコースを作った。内野が縦の藤尾を選んだ瞬間に中央へと回り込み、ボールに目線を集中させた相手の視野から消えた。相手の背中を取ったところで、最高のクロスが飛んできた、というわけだ。

 序盤からパワーで押し込まれる難しいゲームになった。61分に鈴木唯人が先制しながら2分後に追いつかれ、72分にはPKを献上。これはGK鈴木彩艶がストップしてピンチを救うと、それに応えるように4分後に決勝点を決めてみせた。

「選手全員が最後までハードワークして集中できたので、勝ててよかったです」

 まずは自らのゴールで勝ち点3をもぎ取って、最高のスタートを切った。

 細谷は3月のドバイカップでは決勝でゴールを決めて1-0で勝利、優勝をもたらしている。そのとき戦ったサウジアラビアが、第2戦の相手。

「今日みたいに難しい展開があると思うので、いい準備して臨んでいければ」

 中2日で迎えるグループステージの大一番、再び自らのゴールでサウジアラビアを返り討ちにする。

【試合情報】
『AFC U23アジアカップ2022 グループステージ第2戦』
▼2022年6月6日(月):22時キックオフ
・日本代表vsサウジアラビア代表
※DAZN独占配信


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