上写真=初戦の勝利で良い雰囲気の中で準備できたと語ったリカルド・ロドリゲス監督(写真◎AFC)
自分の良さを出して貢献したい(関根)
ACLグループステージの初戦でセーラーズを4-1を下し、白星スタートに成功した浦和は今日18日、山東泰山との第2戦に臨む。試合前日の式会見に出席したリカルド・ロドリゲス監督は以下の通り、試合へのスタンスを語った。
「(中2日という日程については?)それについては考えながら進めています。ライバルもたくさんいますが、連戦で試合もたくさんありますので、選手のフィジカルの状態などをしっかりと見ていければと思います。明日のメンバーにわれわれの狙いが見られるのではないでしょうか」
初戦とはある程度、顔ぶれを変えて戦うことを示唆した。相手の山東泰山は中国スーパーリーグ王者ではあるものの、今大会は若手中心で臨んでおり、大会初戦で大邱に0-7と大敗した事実が示している通り、グループの中でも力が劣る。浦和としては初戦で先発したメンバー、出場時間の長いメンバーの疲労を考慮した陣容で臨むことになりそうだ。
「試合に向けていい準備ができていると思っています。良い雰囲気の中、いいトレーニングができていますので、チームは良い状態です。初戦を勝ったことでさらに良い準備でできている」
準備は万端。連勝を実現し、さらに勢いをつけたいところだろう。会見に同席した関根貴大も「(大会は)難しいところが多いですが、それを言い訳にせず、チーム全員でいいコンディションを保ちながら戦っていく必要があると思います」と勝利に意欲を示した。関根は初戦に途中出場しており、第2戦は先発起用が予想される。
「試合は90分間あるので、必ずチャンスはあると思って準備をしています。試合に出たときには、まずは自分の良さを出すことを考えていますし、チームとしてやりたいことを理解しながらプレーしているつもりなので、そこでチームに貢献したい」
サイドアタッカーは層も厚く、定位置争いはし烈だが、ACLはチームの総合力が問われる大会だ。一人ひとりが与えられた役割の中で持てる力を発揮できるかが問われる。関根は、そのことを十二分に理解しているのだろう。できることをやり切る覚悟を口にした。
山東泰山戦は日本時間今夜23時にキックオフ。浦和は狙い通り連勝を飾り、F組首位の大邱との一戦(21日)に臨めるかーー。