7月28日の東京五輪男子サッカー1次リーグC組第3戦で、オーストラリア代表とエジプト代表が対戦。第2戦を終えてグループ最下位だったエジプトが今大会初勝利を挙げ、2位に滑り込んで準々決勝進出を決めた。

上写真=エジプト(赤)がオーストラリアに競り勝って初勝利を挙げ、準々決勝進出(写真◎Getty Images)

■2021年7月28日 サッカー男子1次リーグC組(@宮城スタジアム)
オーストラリア 0-2 エジプト
得点:(オ)なし
   (エ)アハメド・ラヤン、アマル・ハムディ

・オーストラリアメンバー◎GKトーマス・グローバー、DFトーマス・デン、ハリー・サウター、カイ・ロールズ、MFディラン・ピエリアス(HT:ダニエル・アーザニ)、デニス・ジェンロー(HT:キアヌ・バカス)、コナー・メトカーフ(90+1分:キャメロン・デブリン)、ジョエル・キング、ラクラン・ウェールズ(63分:ジェイ・リッチバグエル)、マーコ・ティリオ、FWニコラス・ドアゴスティノ(90+1分、ケーレブ・ワッツ)
 ※実際のポジションで表記

・エジプトメンバー◎GKモハメド・シェナウィ、DFオサマ・ガラル、アハメド・ヘガジ、マハムド・ハムディ、MFカリム・エラキ、アクラム・タウフィク(90分:エマム・アシュール)、ラマダン・ソブヒ(90分:ナセル・マヘル)、アハメド・フォトゥハ、タヘル・モハメド(78分:イブラヒム・アデル)、サラ・モフセン(60分:アマル・ハムディ)、FWアハメド・ラヤン(78分:ナセル・マンシ)
 ※実際のポジションで表記

後半のピンチをしのいで突き放す

 準々決勝進出には勝たなければいけないエジプトが開始直後から勢いに乗って攻め込むが、オーストラリアも堅い守備で対抗。そうするうちにエジプトの勢いが衰え、オーストラリアがゴールに迫る場面も増えた。

 だが、徐々に攻撃のリズムを取り戻したエジプトが44分に先制する。左サイドへのロングパスをMFラマダン・ソブヒがうまく処理してエリア内でフリーとなり、折り返しをFWアハメド・ラヤンが蹴り込んだ。

 リードされたオーストラリアは後半開始から2人を交代で投入して攻撃の圧力を強めるが、エジプトも追加点のチャンスを作り出す。78分にオーストラリアはFWアーザニの右足ミドル、CKから浦和レッズDFデンのヘッドと、立て続けにビッグチャンスを迎えたものの、どちらもGKモハメド・シェナウィがファインセーブで防いだ。

 耐えたエジプトは85分、FWナセル・マンシがエリア内で突破からシュート、GKがはじいたこぼれ球をMFアマル・ハムディが押し込んで貴重な追加点。そのまま2-0で今大会初勝利を挙げたエジプトは、オーストラリアを勝ち点で上回り、勝ち点4で並んだアルゼンチンを得失点差で上回って2位に浮上、逆転で準々決勝進出を決めた。7月31日の準々決勝ではブラジルと対戦する。

■グループC順位表
1 ※スペイン(勝ち点5/1勝2分け/2得点・1失点/得失点1)
2 ※エジプト(勝ち点4/1勝1分け1敗/2得点・1失点/得失点+1)
3 アルゼンチン(勝ち点4/1勝1分け1敗/2得点・3失点/得失点-1)
4 オーストラリア(勝ち点3/1勝2敗/2得点・3失点/得失点-1)
※決勝トーナメント進出決定


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