7月22日の東京五輪男子サッカー1次リーグD組で、ブラジル代表とドイツ代表が対戦。前回大会決勝の再戦は、リシャルリソンが3得点の大活躍を見せたブラジルがドイツの猛追を振り切り、連覇へ白星スタートを切った。

上写真=リシャルリソン(10番)がハットトリックの活躍を見せたブラジルがドイツに勝利(写真◎Getty Images)

■2021年7月22日 サッカー男子1次リーグC組(@横浜国際総合競技場)
ブラジル 4-2 ドイツ
得点:(ブ)リシャルリソン3、パウリーニョ
   (ド)ナディーム・アミリ、ラグナー・アヘ

・ブラジルメンバー◎GKサントス、DFダニ・アウベス、ニニョ、ジエゴカルロス、ギリェルメ・アラナ、MFドウグラスルイス、ブルノ・ギマラエス、アントニ(73分:レイニエル)、クラウジーニョ(64分:マウコン)、リシャルリソン(73分:パウリーニョ)、FWマテウス・クニャ

・ドイツメンバー◎GKフロリアン・ミュラー、DFベンヤミン・ヘンリクス、アモス・ピーパー(HT:ヨルダン・トルナリガ)、フェリックス・ウドゥオカイ、ダビト・ラウム、MFアルネ・マイヤー、アントン・シュタハ(81分:ケベン・シュロットルベック)、マクシミリアン・アルノルト、FWマルコ・リヒター(68分:ラグナー・アヘ)、マックス・クルーゼ(68分:エドゥアルド・レウェン)、ナディーム・アミリ(73分:セドリク・トイヘルト)

後半はドイツが追い上げるも及ばず

 前回の2016年リオデジャネイロ五輪決勝で対戦したブラジルとドイツが、2002年日韓ワールドカップ決勝と同じ横浜で激突した一戦は、前半は一方的なブラジルペースとなった。主役は先日のコパ・アメリカでA代表でも活躍した今大会の目玉の一人、リシャルリソン。7分に自らのシュートがGKに防がれたこぼれ球を蹴り込んで先制点を奪うと、22分には左からのセンタリングをヘッドで合わせて2点目。さらに30分には左サイドに流れてパスを受け、右足でファーサイドに流し込み、前半だけでハットトリックを達成した。

 ブラジルは前半アディショナルタイムにもPKを獲得したが、FWマテウス・クニャの左へのキックはGKミュラーがセーブ。踏ん張ったドイツは後半から反撃に転じ、57分にFWアミリが決めて1点を返す。63分にMFアルノルトが2回目の警告を受けて退場処分となったものの、数的不利を物ともせず、84分には交代出場のFWアヘが決めて1点差まで詰め寄った。

 その後もドイツは捨て身の反撃を続けたが、ブラジルは後半アディショナルタイムの90+5分に、カウンターから交代出場のFWパウリーニョが決めてダメ押し。猛追を振り切って4-2で勝ち、連覇に向けて好スタートを切った。


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