東京五輪の女子サッカーが7月21日に開幕し、1次リーグG組では、オーストラリア女子代表とニュージーランド女子代表が対戦。隣国同士の激突は、互いの意地をぶつけ合う白熱の内容になったが、勝ったのは前半に2得点を挙げたオーストラリア。ライバルに勝ち切った。

上写真=オーストラリアのサム・サマンサがヘディングシュート(写真◎Getty Images)

■2021年7月21日 サッカー女子1次ラウンドG組(@東京スタジアム)
オーストラリア女子 2ー1 ニュージーランド女子
得点:(オ)タメカ・ヤロップ、サム・サマンサ
   (ニ)ガビ・レニー

・オーストラリア女子:GKリディア・ウィリアムズ、DFエリー・カーペンター、クレア・ポーキンホーン、アイビ・ルイク、MFヘーリー・ラソ(83分:アラナ・ケネディ)、エミリー・バンエグモンド、タメカ・ヤロップ(75分:カーラ・クーニークロス)、ステファニー・ケートリー、FWカイア・サイモン(75分:メアリー・ファウラー)、サム・サマンサ、ケートリン・フォード(90+1分:エミリー・ギルニク)

・ニュージーランド女子メンバー:GKエリン・ネイラー、DFメイケーラ・ムーア、アビー・アーセグ、アナ・グリーン(69分:ページ・サッチェル)、MFシ・ボット(88分:ガビ・レニー)、ケーティ・ボウエン、リア・パーシヴァル、アリ・ライリー、FWベシー・ハセット、ハナ・ウィルキンソン、オリビア・チャンス(68分:デージー・クレバリー)

タフで激しく熱い戦い

 隣国対決は意地のぶつかり合いになった。ボール支配率ではオーストラリアが上回り、シュート数も3倍近く多い。しかし、試合が一方的なものにはならなかった。根底にライバル心があるからだろうか。オーストラリアはスピードに乗った攻めで何度もゴールに迫ったが、ニュージーランドも簡単にはやらせないとばかりに自陣深く押し込まれるとよりタイトに激しく守り、対抗していった。

 その中で20分にヤロップ、33分にCKからサマンサがネットを揺らしてオーストラリアが先行。ただ、そのまま押し切る形にはならず、ニュージーランドも機を見て攻めに出る展開となっていく。レンジの長いパスを交えながら攻めるオーストラリア。耐えて攻め返すニュージーランド。激しさを保ちながら時間は進み、次の1点が生まれたのは後半アディショナルタイムだった。

 直前に途中出場したニュージーランドのレビーが1点を返す。しかし、一気にまくるには時間が足りなかった。直後に試合終了の笛。オーストラリアが粘る隣国を振り切り、勝ち点3を手に入れた。


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