上写真=来季のJ1は2チーム増加の20チームで行なわれることとなる(写真◎J.LEAGUE)
「意志をもってサッカーを続けよう」(村井チェアマン)
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、Jリーグは2月下旬から全公式戦を延期し、4月3日の再開を目指しているが、国内での感染者はいまも増加しており、再延期の可能性もある。再延期となれば、J1昇格プレーオフの日程が確保できない場合や、変則日程で競技の公平性が保てなくなる可能性があるため、昇降格の特例ルール適用については3月17日開催の理事会で承認されていた。
そして本日行なわれた臨時実行委員会で、今季は全カテゴリーで「昇格あり」「降格なし」とすることが正式に決定。J2、J3は上位2チームが自動昇格し、来季J1は20チーム、J2は24チームで行なわれることとなった。ただし、J1・J2クラブライセンスを持たないクラブが2位以内に入った場合などは、昇格クラブ数が変動する可能性があるとしている。
特例ルール適用について、村井満チェアマンのコメントは以下の通り。
「本日の臨時実行委員会だけでなく、これまで数多くの議論を重ねてきました。今後様々な困難が想定されますが、意志をもってサッカーを続けよう、というのが一番の思いです。
今後、公式試合が再開された場合において、ホームスタジアムの利用頻度や、試合日程の過密状況、アウェイゲームやホームゲームの連戦格差など、競技の不公正が生じた場合でも、降格リスクを回避することでサッカーを継続していくことを実行委員の皆さまと合意いたしました」
なおJリーグは今後、23日にNPB(日本野球機構)と「第4回 新型コロナウイルス対策連絡会議」を行なう予定で、公式戦の再開日および詳細な大会方式、試合開催日程については決定次第改めて発表される。