Jリーグは30日に理事会を開き、今季のJ1参入プレーオフ決定戦の試合方式が決まったことを発表した。2019シーズンからの変更はなく、プレーオフを勝ち上がったJ2クラブとJ1・16位クラブによる決定戦が引き分けに終わった場合、J1クラブが勝者となる。

上写真=昨季のプレーオフ決定戦はドローに終わり、J1の湘南が残留した(写真◎J.LEAGUE)

新方式の導入は先送り

 J1参入プレーオフ決定戦は18年シーズンから導入され、1年目はプレーオフを勝ち上がったJ2・6位の東京VがJ1・16位の磐田と対戦し、2-0で勝利した磐田がJ1に残留。昨季はJ2・4位の徳島がJ1・16位の湘南と戦い、試合は1-1のドローに終わったが、レギュレーションにより湘南が勝者となった。

 J1クラブのホームで行なわれることなど、大会方式の不公平さを指摘する声も多く、原博実Jリーグ副理事長はYouTubeのJリーグ公式番組内で「中立地がいいのではないかという意見が出ているのは事実。議論を続けていくしかない」と話していたが、延長・PK戦の採用も含め、新方式の導入は先送りとなった。

 Jリーグでは05年から08年までJ1・J2入れ替え戦を実施し、09年以降はJ1の下位3クラブが自動降格、J2は上位3クラブが自動昇格となっていたが、12年からJ1昇格プレーオフを導入。J2の3位から6位によるトーナメントを行ない、その勝者がJ1に昇格していた。だが、プレーオフで昇格したクラブが4年連続で翌シーズンにJ2に降格した事実を踏まえ、18年からのプレーオフ決定戦ではJ1クラブに有利な大会方式が採用された。


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