上写真=横浜FMとのトレーニングマッチに右サイドバックで出場した三國
写真◎サッカーマガジン
2月4日、宮崎県内でキャンプを行なっている福岡と横浜FMがトレーニングマッチで対戦し、2-2で引き分け。福岡は石津大介と練習生、横浜FMはマルコス・ジュニオールと山谷侑士がゴールを挙げた。
ロングスローは「鍛えていかないと」
1月の全国高校選手権で青森山田を優勝に導くなど活躍し、福岡に加入したDF三國ケネディエブス。190センチを超える長身を生かした空中戦の強さは、プロの世界でも健在。J1の強豪相手にも競り勝つ場面を見せた。
「ヘディングは通用するな、と思った。タイミングと、落下地点に入ることが大事。それをうまくできれば負けない」と、自信をのぞかせる。
この日、ファビオ・ペッキア監督の指示で入ったのは、「いつもはやっていない」という右サイドバックのポジション。本職はセンターバックだが、「やり慣れていないポジションでもこなせないと、プロでは通用しない」と、新境地開拓に意欲を示す。
またサイドバックといえば、スローインを投げることも多いポジションだ。全国高校選手権で話題となったロングスローについては、「チームでは一番か、二番くらいに(遠くまで)投げられるけれど、(青森山田のチームメイトだった)澤田(貴史)よりは全然飛ばない」と苦笑する。それでも、「サイドバックをやるなら鍛えていかないと」と、向上心は強い。
「まずは試合に出ることを考えているので、練習から頑張っていきたい」
世代屈指の大型DFが、新たなポジションでの飛躍を目指す。
取材◎小林康幸