10番を背負う鹿島の安部は、ACLなどの経験を糧にチームをけん引する 写真◎栗山尚久/BBM

メンバーの選考基準は「パフォーマンスを出せる選手」

 10月2日、U-19日本代表を率いる影山雅永監督は、『AFC・U-19選手権インドネシア』(10月18日~11月4日開催)に臨む代表メンバーを発表した。

 所属する鹿島で主力として活躍するMF安部裕葵をはじめ、J1での試合出場を重ねる横浜FMのFW久保建英、神戸のMF郷家友太、浦和のDF橋岡大樹らが選ばれた。選出メンバーについて、影山監督は「アジアでも、世界でも、(本来の)パフォーマンスを出せる選手を選んでいる」と、選出理由を説明している。

 前回大会に続き、2大会連続でベスト4入りを果たし、来年にポーランドで行なわれる『FIFA U-20ワールドカップ』(2019年5月23日~6月15日開催)の出場権獲得を狙うこの大会。影山監督は「(前回に続いて)アジアチャンピオンになることも目標ですが、まずはこの23人の選手とスタッフ全員でAFC・U-19選手権を戦って、世界への切符を勝ち取りたい」と、抱負を述べた。

 AFC・U-19選手権では北朝鮮との初戦を皮切りに、タイ、イラクといった難敵との対戦が控えている。指揮官も「非常にタフなグループ」と口にするだけに、ベスト4入りは決して一筋縄ではいかないだろう。ただ、影山監督は「チームとしても、個人としても、さらに成長してくためには願ってもない相手」と、若い選手たちの成長を促すためにはポジティブな経験になるとも考えている。

 まずはグループステージを突破し、2大会連続のベスト4入り、そして大会2連覇を目指す“影山ジャパン”。若きサムライブルーの戦いは、10月19日に幕を開ける。

AFC U-19選手権インドネシア2018(10月18日~11月4日)U-19日本代表メンバー

(背番号・選手名・所属)
▼GK
1 若原 智哉(京都サンガF.C.)
12 谷 晃生(ガンバ大阪)
23 大迫 敬介(サンフレッチェ広島)
▼DF
2 東 俊希(サンフレッチェ広島ユース)
3 小林 友希(ヴィッセル神戸U-18)
4 橋岡 大樹(浦和レッズ)
5 菅原 由勢(名古屋グランパスU-18)
15 瀬古 歩夢(セレッソ大阪U-18)
17 石原 広教(湘南ベルマーレ)
21 荻原 拓也(浦和レッズ)
22 三國 ケネディエブス(青森山田高)
▼MF
6 齊藤 未月(湘南ベルマーレ)
7 伊藤 洋輝(ジュビロ磐田)
8 藤本 寛也(東京ヴェルディ)
10 安部 裕葵(鹿島アントラーズ)
14 郷家 友太(ヴィッセル神戸)
16 滝 裕太(清水エスパルス)
19 山田 康太(横浜F・マリノス)
▼FW
9 久保 建英(横浜F・マリノス)
11 田川 亨介(サガン鳥栖)
13 原 大智(FC東京)
18 斉藤 光毅(横浜FCユース)
20 宮代 大聖(川崎フロンターレU-18)

AFC U-19選手権インドネシア2018 大会日程

▼グループステージ
第1戦 10月19日 日本vs北朝鮮(パカンサリ)
第2戦 10月22日 日本vsタイ(パカンサリ)
第3戦 10月25日 日本vsイラク(パカンサリ)
▼決勝トーナメント
準々決勝 10月28日(ジャカルタ)
準決勝 11月1日(ジャカルタ)
決勝 11月4日(ジャカルタ)
 
※上位4チーム(準決勝進出チーム)には、来年5月~6月にポーランドで開催される『FIFA U-20ワールドカップ』への出場権が与えられる。
※日付はすべて現地時間。

取材◎小林康幸


This article is a sponsored article by
''.