5月24日、千葉県内で合宿を行なっている日本代表は、この日から参加予定だった青山敏弘(広島)が右ヒザの故障により不参加になったと発表した。
青山は今日、千葉県内の病院で検査を受け、ガーナ戦とワールドカップに向けた合宿の参加が難しいと診断された。ケガを負った箇所は右ヒザで、20日のC大阪戦で負ったもの。
18日に行われたガーナ戦に向けたメンバー発表の記者会見で西野朗監督は「今のチーム事情を彼が作っているといっても言い過ぎではないと思うくらい、現在の(首位を走る)広島のサッカーを象徴しているキャプテンであり、中心であり、チームの精神的な支柱であると思っています」と選出理由を説明し、「少し(代表から)遠ざかってはいますが、代表の経験がありますし、そこでの彼の貢献度を非常に高く評価しています。過去の実績や経験値と、現状のトップパフォーマンスというところで、そういう力を代表チームの中でも。間違いなくいま最高のパフォーマンスをしている選手の1人だと思います」と期待を寄せていた。
3年ぶりの代表復帰で注目され、日本屈指のロングパスの名手として戦術面からもその存在がクローズアップされていただけに、残念な離脱となった。
青山本人は「しばらく代表から離れていて、今回、本番直前のタイミングでチャンスをもらえた中、チームにも入れず、ケガで断念することになり、非常に残念です。チームのみんなには、日本のために頑張ってほしいですし、僕も日本人の一人として日本代表を応援します」とコメント。
本日中にも広島に戻り、ケガの回復に努めることになった。
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