上写真=日本は24分、ゴール前の浮き球をMF大関友翔が左足ボレーで決めて1-1とする。その後に再びリードされたが、何とか引き分けた(写真◎Getty Images)
20日の最終戦はU-20韓国と
14日の初戦ではU-20タイに3-0で勝利した日本だが、この日は立ち上がりに失点。10分、初戦の4バックから3バックに変更した右サイドのスペースから攻め込まれると、前に出たGK荒木琉偉(G大阪)の対応も及ばず、FWモハメド・アルムスタファに決められた。
日本は守りを固める相手を攻めあぐねていたが、24分に同点ゴールを奪う。サイド攻撃からエリア内でボールがこぼれ、浮き球が落ちてきたところをMF大関友翔(川崎F)が左足ボレーで蹴り込んだ。
だが、その後のチャンスを生かせずにいると、33分に勝ち越し点を許す。エリア内右サイドからのFKをMFアーランド・アブディが直接シュート、これはクロスバーに当たったものの、はね返りをMFアフマド・スーフィに左足で蹴り込まれた。
日本はハーフタイムに2人を交代で送り込み、布陣を4バックに変更。左サイドを中心にゴール前まで攻め込むものの、折り返しが合わないなど良い形を作れない。カウンターの脅威にさらされながらも懸命にゴールを目指し、73分にはDF布施克真(日大藤沢高)の右からの折り返しをFW神田奏真(川崎F)が右足で合わせたが、GKマクシム・サラフに防がれた。
それでも攻め続けた日本は85分、ついに同点ゴールを奪う。左サイドからのセンタリングからゴール前で混戦となり、MF石井久継(湘南ベルマーレ)の折り返しをFW高岡伶颯(日章学園高→サウサンプトン=イングランド)が左足で蹴り込んだ。
日本はその後に大きなピンチもあったが勝ち越しは許さず、2-2で終了。U-20W杯出場のためにはグループステージを突破し、準々決勝を勝ち抜いてベスト4に入る必要があるが、行方は20日のU-20韓国との最終戦に委ねられることになった。