日本代表帰りのラツィオ・鎌田大地がセリエAの第4節、アウェーのユベントス戦に先発出場した。右インサイドハーフで攻守に働いたが、前半からリードを奪われる苦しい展開に。後半、鎌田のボール奪取からルイス・アルベルトが1点を返したものの、1−3で敗れた。

上写真=ユベントスのラビオと激しくボールを争うラツィオの鎌田大地(写真◎Getty Images)

今季2勝目はならず

 代表ウィーク前の第3節で昨季王者ナポリを破って今季初勝利を記録し、今節のユベントスとの試合で連勝を狙いたかったラツィオだが、敵地での戦いは前半から難しいものになった。

 ボールは握るものの、10分にドゥシャン・ブラホビッチ、26分にフェデリコ・キエーザに決められて2失点。いきなり追いかける展開となったラツィオだったが、攻め手を見い出せず、時計の針が進んでいった。

 前半は0−2のまま後半に折り返すと、ラツィオはプレッシングでペースを引き寄せ、攻勢をかけた。64分には鎌田がアンドレア・カンビアーゾに厳しく寄せてボールを奪取。そのこぼれ球を拾ったルイス・アルベルトが鮮やかなシュートを鎮めて、1点を返した。

 だが、その後はユベントスも推進力をピッチ上で示し、ボール奪取から縦に早い攻撃を展開。失点から3分後の67分にはブラホビッチがこの日2点目を叩き込む。ウェストン・マッケニーの右からのロングフィードを胸に収めるとDFと対峙しながらコントロール。右足でゴール右下に流し込み、ラツィオを突き放した。

 鎌田は78分にマテオ・ゲンドゥージに代わってベンチに退き、試合はそのまま3−1でユベントスが勝利を収めた。ラツィオはペースを握る時間がありながらも、今季2勝目はならず。現地19日に行われるチャンピオンズリーグ開幕戦、アトレティコ・マドリード戦を挟み、次節は23日、ホームでモンツァと対戦する。


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