ドイツ2部リーグの4節が現地25日に行われ、町野修斗が所属するホルシュタイン・キールはアウェーで上月壮一郎が所属するシャルケと対戦。ピヒラーのゴールで先制し、迎えた後半、町野は今季2点目となる得点を挙げ、勝利に貢献した。なお、上月は76分から途中出場した。

上写真=今季2点目をスコアしてシャルケ戦の勝利に貢献したキールの町野修斗(写真◎Getty Images)

しっかり走りしっかり決めた!

 1点リードで迎えた後半の59分だった。左アウトサイドのトム・ローテがディフェンスラインとGKの間に低く鋭いクロスを供給。ボールはゴール前を横切りファーサイドへ流れたが、そこに待っていたのが町野だった。

 相手選手と競り合いながら駆け上がり、右足を合わせてネットを揺らした。渾身のガッツポーズをした町野に、チームメイトが駆け寄る。PKで決めた2節のグロイター・フュルト戦に続く今季2点目が、町野らしいボックス内への走り込みから決めた1発だった。

 前節マクデブルクにホームゲームながら2−4で敗れ、キールにとっては負けられない試合だった。勝利を決定づけるゴールを決め、町野は自らの力をしっかり証明した。

 73分にニコライ・レンベルグに代わってベンチに下がったが、期待された役割を十二分に果たしたと言えるだろう。

 一方のシャルケは、ボランチのロン・シャレンベルグが前半のうちに退場になったことが痛かった。以後は苦しい戦いを強いられ、上月が76分に17歳の新鋭アサン・ウエドラオゴに代わって登場したものの、状況を好転させることはできず。今季3敗目を喫することになった。

 ひと足先に4節を消化したキールは3勝1敗の成績で暫定首位に立った。いい形でシーズンをスタートさせているチームにおいて新戦力の町野は試合のたびに存在感を高めている。


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