プレミアリーグの第37節が現地21日に開催され、三笘薫が所属する6位のブライトンはホームで、すでに降格が決まっている最下位のサウサンプトンと対戦。三笘のアシストもあり、前半で2点のリードを奪うと、後半は相手の反撃を1点に抑え、さらに1点を加えて3−1で勝利。6位をキープし、クラブ最上位の7位以上も確定させた。
上写真=5試合連続で先発を飾った三笘薫(写真◎Getty Images)
クラブ史上最上位を確定させる
見せ場は40分にやってきた。自陣左サイドで相手のパスが乱れた瞬間を見逃さなかった。ボール奪取に成功すると、一気に加速。ラビアとの競り合いを制すと、チェックに来たアルカラスの気配を感じつつ、得意の右足アウトサイドで中央にクロスを供給。ファーガソンのこの日2点目となるゴールを演出した。
左サイドハーフとして先発した三笘は試合のスタートから躍動感にあふれていた。相手のマークが来れば周囲を使い、マークが甘いと見るや自ら仕掛ける。22分にはこぼれ球にいち早く反応して左ポスト直撃のシュートを放つなど惜しい場面も生み出し、得点への強い意欲も示した。
ボールを持てばすぐに相手の二重三重のチェックに遭い、この試合でも三笘は最大級の警戒を受けていたが、後半も攻撃に厚みを加えた。3日前のニューカッスル戦でフル出場していた三笘は88分にギルモアと交代してベンチに下がったが、チームは反撃をエルユヌシの1点に抑え、グロスが69分に加点。3−1で試合をクローズさせ、きっちり勝ち点3を積み上げることに成功した。
この結果、1試合消化が少ない状態で7位のアストンビラと勝ち点3差をつけ、6位をキープ。ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得へ前進するとともに、クラブ史上最上位となるシーズン7位以上を確定させた。
次節は現地24日、プレミアリーグ優勝を決めているマンチェスター・シティと対戦。そして28日の最終節はEL出場権を争うアストンビラと激突する。