上写真=試合前のウォーミングアップ中の三笘薫(写真◎Getty Images)
2試合連続でアシストを記録
ノリに乗っている。まさにチームの中心だ。ウェストハム戦で自らゴールを決めるとともにチームが記録した4ゴール全てに絡む活躍を見せ、前節のリーズ戦でアシストを記録(試合は2ー2)。2試合連続のマン・オブ・ザ・マッチに輝いた三笘は、この日のクリスタルパレス戦でも眩いばかりの存在感を示した。
開始15分、ハーフウェーライン付近でパスを受けると左サイドから中央に向かってドリブルを開始。相手を十分に引き付けたところで、最終ラインの裏に飛び出すソロモン・マーチにスルーパスを供給。水を含んだピッチでボールスピードを計算しながら送った絶妙なパスを受けたマーチが冷静に左足を振り抜き、ブライトンが先制ゴールをスコアした。
縦への突破に加えてパスで決定機を演出することもできる三笘は、文字通りブライトンの攻撃をけん引している。その後はチームとしてチャンスに決めきれず、苦しいゲームとなったが、三笘がアシストしたゴールが決勝点となり、ブライトンが1−0でダービーマッチに勝利した。
7位のブライトンは上位陣に比べて消化試合数が少ない。延期分の試合消化のために過密日程ともなっているが、着実に勝利を重ねていけば、EL圏内、CL圏内を狙える位置につける。ただ、週末に予定されていた上位との直接対決、3位・マンチェスター・ユナイテッドとの試合はともにFAカップの準々決勝に進出しているため、延期。ブライトンは同日、グリムズビー・タウンと準決勝進出をかけて対戦する。