2022-2023シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)が現地6日、開幕した。セルティックはホームでレアル・マドリードと対戦。旗手怜央が先発し、古橋亨梧、前田大然はベンチスタートとなったが、前半は互角の戦いを見せたものの、後半に3失点。昨季王者の地力を見せつけられることになった。

上写真=先発した旗手怜央がモドリッチを激しく争う(写真◎Getty Images)

前半はセルティックのペースも…

 前半はホームのセルティックが何度か好機をつかんだ。素早いカウンターから敵陣に攻め入り、昨季王者のレアル・マドリード相手にその力を示す。先発した旗手も20分にCKの流れからミドルシュートを放つなど、積極性を見せた。ただ、ゴールは遠く、0-0で折り返した。

 後半開始からポステコグルー監督は前田大然を投入。チームとしてゴールを奪う姿勢を強めたが、ネットを揺らしたのはレアルの方だった。56分に右サイドを破ったバルベルデのクロスをヴィニシウスが決めて先制。「最初のゴールが決まるまで、我々はより良いチャンスを得ていた」とセルティックの指揮官、ポステコグルー監督は振り返ったが、ホームチームはこの失点を境に、苦しい戦いを強いられる。

 60分にはカルバハルのパスを受けたモドリッチが優れた技術を見せつけてセルティックDFをかわし、レアルが追加点をスコア。72分に3日の国内リーグ、レンジャーズ戦で開始早々に肩を負傷し、交代して状態を心配されていた古橋が途中出場。反撃を試みるが、77分にはヒザを痛めて前半で交代したベンゼマに代わってプレーしていたアザールにダメを押され、セルティックは万事休す。

 前田は後半早々、古橋も終盤に好機を迎えたが、決め切れず。5シーズンぶりに戻ってきたCLの開幕戦でセルティックは0-3の完敗を喫することになった。一方の王者はレアルは敵地で快勝し、白星発進。ベンゼマの負傷交代は気がかりだが、しのぐべき時間をしっかりしのぎ、好機をきっちりモノにする地力を見せて、連覇へ向けて力強く踏み出した。

画像: 後半から出場し、好機を迎えた前田だが、ネットは揺らせなかった(写真◎Getty Images)

後半から出場し、好機を迎えた前田だが、ネットは揺らせなかった(写真◎Getty Images)


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