オナイウ阿道が所属するトゥールーズが現地25日、リーグ・ドゥ(フランス2部リーグ)の第35節でにニオールと対戦し、2-0で勝利を飾った。この結果、2位以内を確定し、リーグ・アン(1部)昇格が決まった。オナイウは途中出場し、昇格のかかった重要な試合でチームの2点目をスコア。今季リ9点目を記録した。
上写真=フランス2部のトゥールーズに所属するオナイウ阿道。昇格決定試合で鮮やかなゴールを決めた。写真は昨年夏のもの(写真◎Getty Images)
今季リーグ戦で9ゴール目
78分だった。自陣深い位置から始まったカウンター。右サイドを駆け上がったファンデンブーメンがボックス内に送ったクロスに飛び込んだ。オナイウ阿道は鮮やかなダイビングヘッドでリードを2点に広げるゴールを決めて、絶叫。勝利と、リーグ・アン昇格をグッと引き寄せた。
この試合、オナイウ阿道はベンチスタートだった。しかし、開始20分にチームのエースで、今季ここまで20得点を記録しているFWリース・ヒーリーと交代でピッチに登場。その直後に、トゥールーズはブレヒト・デヤーゲレのゴールで先制し、重圧のかかる昇格決定試合ながら狙い通り、先手を取ることに成功した。
だが、その後は攻めながらもなかなか追加点を挙げられず、ホームに詰めかけたトゥールーズのサポーターにとっては、じれったい展開が続いた。そんな状況の中で生まれたのが、オナイウ阿道のダイビングヘッドだった。2月21日のルアーブル戦以来のゴール。シーズン序盤のゴールラッシュから一転、苦しい時期も過ごしたオナイウだが、自身今季9点目を重要な場面で記録してみせた。
相手の5本を大きく上回る20本のシュートを放ったトゥールーズは、そのまま2-0で勝利を飾り、2019-2020シーズン以来となるリーグ・アン(1部)復帰を決定。試合後には大勢のサポーターがピッチになだれ込み、勝利を、そして昇格を祝った。