セルティックのFW古橋亨梧が現地20日、スコティッシュ・リーグカップ準決勝、セント・ジョンストン戦に先発した。相手は昨季の王者だが、セルティックは1-0で勝利し、決勝進出が決定。古橋はアディショナルタイムに交代するまで攻撃をけん引した。

上写真=この日は先日亡くなったバーティー・オールドに敬意を表して全員が10番のパンツを着用した(写真◎Getty Images)

攻撃だけではなくプレスでも貢献

 日本対オマーンから中3日で迎えたスコティッシュ・カップの準決勝、古橋は3トップの中央、センターフォワードとして先発した。昨季同大会を制したセント・ジョンストンとの対戦だったが、セルティックはボールを握って相手を押し込むものの、堅い守備の前になかなかゴールをこじ開けられない時間が続いた。

 古橋は前線からたびたび後方に下がって組み立てにも関与し、相手CBをつり出すとともに攻撃にリズムを生もうと努めたが、前半の45分ではスコアが動かず、0-0のまま後半を迎えた。

 70分過ぎまで同様の展開で試合が進んだが、古橋が得点のきっかけをつくる。バックパスを受けた相手GKサンダー・クラークに対して猛スピードで迫ってプレッシャーかけると、キックが乱れ、敵陣でジョタがボールを回収。そのままドリブルを仕掛けて、ボックス左に進入し、中央へクロスを供給。相手DFにクリアされたものの、こぼれ球を途中出場のジェームズ・フォレストが拾って右足で蹴り込み、先制に成功した(73分)。

 攻めるしかなくなった相手は激しいプレスを仕掛けてきたが、セルティックはパスでいなしつつ、時にはロングボールを蹴って古橋を走らせ、ペースを渡さない。機を見極めてカウンターを繰り出しながら、時計の針を進めた。

 結局、セルティックは1-0のまま試合をクローズさせることに成功。古橋は90+2分までプレーし、決勝進出に貢献した。決勝は12月19日。通算20回目となる優勝をかけて、21日に行なわれるレンジャーズ対ハイバーニアンの勝者と対戦する。


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