上写真=マザーウェルとのアウェーゲームに先発したセルティックの古橋亨梧(写真◎Getty Images)
前線でチームのけん引車となる
日本代表としてオーストラリア戦に61分から途中出場し、劇的な勝利を飾ってから中3日。古橋は所属するセルティックの選手としてアウェーのマザーウェル戦に先発出場を果たした。
前線で相手最終ラインと駆け引きし、何度も裏へ飛び出していく。仲間からボールが来なくても動き直しては愚直にトライすることで、相手のラインを押し下げていた。守備でも鋭いアプローチで相手のボールをホルダーに襲いかかり、チームに勢いを与えている。先制点も、そんな古橋のプレーから生まれることになった。
17分に、相手がサイドで詰まってボランチのスラッタリーにボールを下げた瞬間、背後から古橋がボールを狩り取りにいく。こぼれ球を味方がつなぎ、カウンターを発動。12日に日本代表の古橋と対戦したオーストラリア代表のロギッチのパスを受け、最後はジョタがボックス左から蹴り込み、ネットを揺らした。
その後も古橋はアグレッシブなプレーでチームをけん引。疲れがないと言ったらウソになるだろうが、攻守両面でキレのある動きを披露した。結局この日はネットを揺らせず、2戦連発とはならなかったものの、82分に交代するまで自らの役割を全うしたと言える。帰国後すぐに先発を務めた事実は、ポステコグルー監督からの信頼と、セルティックにおける古橋の重要性を示しているだろう。
なお、試合は敵地ながらボールを握ってゲームを優勢に進めたセルティックが、後半早々にターンブルの得点で2-0とし、そのまま押し切った。