上写真=アディショナルタイムに細谷真大が決めた!(写真◎Getty Images)
■2024年7月30日 パリ五輪・GS第3節(@スタッド・ドゥ・ラ・ボージョワール)
イスラエル 0-1 日本
得点:(日)細谷真大
GK小久保が再三のファインセーブ!
前節のマリ戦から先発6人を入れ替えた日本は、首位突破がかかるゲーム。ただ、勝った上でもう1試合の結果を待って突破を決めたいイスラエルが、得意のカウンターを仕掛けてくる。
ここで立ちはだかったのが、GK小久保玲央ブライアンだ。7分、16分と至近距離からのシュートを確実にセーブして相変わらずの安定感を披露した。
難しい序盤を乗り越えて切り替えの早い守備が機能し始めると、相手陣内でプレーする時間が多くなってく。ボールを動かし、相手を引き付けて空いたスペースに運び、サイドを切り崩す回数が増えていった。33分には左サイドを割って、佐藤恵允の折り返しから川﨑颯太が狙うなどゴールに迫る。
後半開始からは植中朝日を初めて起用し、登録されたフィールドプレーヤーすべてが今大会のピッチに立つことになった。その後半も落ち着いて試合を運び、イスラエルの拙攻もあってスコアは動かないまま。
日本は61分に三戸舜介を投入すると、65分にはその三戸が左からのカットインから強烈にミドルシュートを狙うなど、ゴールを狙い続ける。80分、81分にはまたも小久保が2連続で鮮やかなシュートストップ。
すると、ついにゴールが生まれたのが90+1分のこと。藤田譲瑠チマのパスで右サイドを駆け抜けた佐藤がマイナスへ、フリーになっていた細谷真大が右足で確実にゴール右へと送り込んだ。
エースに今大会初ゴールが生まれて1-0のまま締めて、日本は3戦全勝、しかも無失点で首位通過を決めた。8月2日(現地時間)の準々決勝では、リヨンでグループCで2位のスペインと対戦。東京オリンピックの準決勝で敗れた借りを返す時が来た。
このほかの準々決勝は、モロッコ対アメリカ、エジプト対パラグアイ、フランス対アルゼンチンというカードになった。
▼出場メンバー
・日本◎GK小久保玲央ブライアン DF西尾隆矢、鈴木海音、木村誠二、内野貴史 MF川﨑颯太(79分:藤田譲瑠チマ)、山本理仁(46分:植中朝日)、山田楓喜(61分:三戸舜介)、荒木遼太郎(79分:細谷真大)、佐藤恵允 FW藤尾翔太