東京五輪に向けて活動するU-24日本代表は、6月5日にU-24ガーナ代表と対戦して6-0と圧勝した。勢いをそのままに、12日にはジャマイカA代表との国際親善試合を戦う予定だ。オーバーエイジとしてチームを引っ張る遠藤航がオンライン取材に応じた。
上写真=U-24ガーナ代表との試合でも中盤で存在感を放った遠藤航(写真◎JMPA増田泰久)
「どんどん前向きに守備をしていく方がいい」
6月5日に行なわれたU-24ガーナ代表との試合は6-0で圧勝。この試合では吉田麻也、酒井宏樹、そして遠藤航というオーバーエイジの3人がそろってスタメン出場した。「A代表のときと同じように、いつも通りしっかりボールを受けて、守備ではボールを奪う。チームとしてもすごくいい関係性で、みんなプレーできていたと思います」と、ボランチの位置でフル出場した遠藤は試合を振り返る。
司令塔であり、ボールハンター。途中出場したA代表との試合に続き、その存在感が際立った。「チームとして、どんどん前向きに守備をしていく方がいいと思っている」と話すように、ガーナの選手たちにもガツガツとぶつかっていき、デュエルの強さを見せつけた。「前からの守備意識というのは、とにかくチームとして持ちたい」と、遠藤はその姿勢をチームメイトにも求める。東京五輪での金メダルを目指し、チーム全体でのさらなるレベルアップを見据える。
「(五輪を)東京でやれるのは、僕にとってはすごく光栄なこと。(オーバーエイジに)選んでいただいたことに対して、まずは応えたい思いがあります。(所属する)シュツットガルトも快く送り出してくれたから、クラブにも感謝したい。選ばれた誇りと責任を持ってプレーしなければいけないという思いです」
リオ五輪の悔しさを知る男が、誇りと責任、感謝の思いを胸に、5年間の成長のあとを示していく。