日本代表MF田中聡が思わぬ形での出場から長時間プレーし、多くの課題と収穫を得た。9月29日に行なわれたキリンチャレンジカップのベネズエラ戦で、控えスタートながら前半開始早々に途中出場。ワールドカップ経験者の近くでプレーし、自分が劣っていることを痛感しながらも、今後につながる貴重な機会を得た。

上写真=前半立ち上がりの途中出場となった田中聡。ほぼ先発のような形で長時間のプレーとなった(写真◎毛受亮介)

■2026年9月28日 国際親善試合(観衆27,882人@Eピース)
日本 2-1 ベネズエラ
得点:(日)上田綺世2
   (ベ)ケビン・ケルシー

「動き過ぎと言われた」

 いきなりユニフォームに着替えた。先発したMF熊坂光希の負傷によって急ピッチで準備し、8分に途中出場。同じボランチのポジションに入ったが、プレーしながらチームメイトとの差を強く感じたという。

「プレーの内容で言ったら、自分の良さは全然出せなかったと思います。守備で奪うところや、出力、強度で完全に劣っていたというか。(鎌田)大地くんや、後半から一緒に出た(田中)碧くんは、やっぱりボールを奪い切れたり、球際に行けていたり、走り負けなかった。自分はそこを全然出せなかったなと思いました」

 失点するも追いつき、逆転を狙った後半は攻撃に関わるプレーが増えたが、そこでも「本当はもっとボールを受けられる位置取りができたんですけど、試合後にいろいろな選手と話して、動き過ぎと言われました。もっと考えながらやらないと、と改めて感じた」と振り返る。思わぬ形で長時間プレーしたからこそ、ピッチ上で多くのものを感じ取った。

 国際Aマッチ2試合目の出場で「ビビらずやろうとは思っていました。ミスも何回かありましたけど、どんどんチャレンジしようと思っていた」。81分の交代で退くまでワールドカップ経験者と同じピッチに立って「自分がピッチに入って、劣っているのは感じた」一方で「その中でも一緒にプレーできてすごく幸せというか、今後に必ず生きてくる」との手応えもつかんだ。

 後半開始直後の失点に至る流れでは、中盤でのボールの奪い合いで競り負けており、自身の持ち味である守備で十分に力を出せなかったとの思いが強い。それでも「ボールをどんどん引き出して、ミスもありましたけど、今日一緒にこれだけ長い時間プレーできたことは、自分にとってすごく財産になる。良かったというか、幸せでした」と感じた時間を今後につなげていく。


This article is a sponsored article by
''.