上写真=雷鳴が轟く中でチュニジア戦に向けた前日練習を行った小川航基(写真◎JMPA松本輝一)
スペースを見つけたい
先発でピッチに立つか、途中からゲームチェンジャーの役割を担うのかはわからない。ただ、注目の一人であることは間違いないだろう。小川航基のことだ。
「単調な攻撃だとなかなか難しいと思うので、しっかりとボックス内で起点を作るところだったり、裏に抜ける選手が(重要)。全員が足元に(パスをつなぐように)なりすぎたらスペースが生まれないと思うので。そこら辺も、しっかりと。もしかしたら2トップになるかもしれないですし、コミュニケーションをしっかり取って、スペースを見つけたいなと思います」
小川自身、スペースを見つけ出すのが得意だといい切る。オランダ戦の鎌田大地のゴールにつながるシュートも、少しさかのぼれば、先月31日のアイスランド戦の決勝ゴールも、見つけたポイントに入り込んで決めたもの。
「クロスだったり、セットプレーからだったり、横からのボールをゴールに変えるのが仕事ですし、自分のストロングだと思っています」
チュニジアは5−4−1でブロックを組み、守備的に戦ってくることも予想される。そんな相手からゴールをこじ開ける自信が、今の小川には、ある。
「日本とオランダの試合が全世界でもかなりの視聴率を取ったというか、そういう情報も入っていて。その中でも日本がどれだけ注目されているかを僕自身、感じています。そういった位置づけに日本がなってきたところですけど、まだまだ日本がW杯で何かをしたかと言ったら、まだそうではないと思う。僕たちは、まだ見たことのない景色を見せにいきますし、優勝を狙っていきたい」
チュニジア戦は1930年に始まったワールドカップの通算1000試合目という歴史的な試合でもある。言わば、その名が歴史に刻まれる試合。「持っている」と自覚する小川航基にとって、これ以上ないシチュエーションだろう。しっかり勝利に貢献し、さらに上へと進んでいくつもりだ。
