上写真=田中碧は激しく守りながら、先制点にも絡んだ(写真◎JMPA毛受亮介)
■2026年6月20日 北中米ワールドカップ・グループステージF組第2節(モンテレイ)
日本 4-0 チュニジア
得点:(日)鎌田大地、上田綺世2、伊東純也
「もっともっとできることもあります」
田中碧が今大会で初出場、佐野海舟とともにボランチとして中盤を制圧して、4-0の快勝を下支えした。
「自分たちにとってもワールドカップの第2戦でなかなか勝てていないのは分かってはいた。そういう意味では大会通しての勝ち点差も大きいですし、日本代表として改めて自分たちの課題を克服したという意味では、非常にいい勝ち点3だったと思います」
チュニジアは第1戦での大敗を受けて監督交代という緊急事態。しかも、この試合で負ければ敗退するという絶対的なピンチだった。むき出しの闘志を前にひるんでいる場合ではない。
「第1戦と違って準備期間も短いですし、そう簡単ではない。相手も前節で負けて今節にかけてくる思いがあった中で、自分たちが受けに入らずに試合に入れたことはすごくよかった」
4分の先制点のシーンでは、右から組み立てたボールを中央で引き出して、時計回りに軽やかにターンして左に送った。そこから中村敬斗が突破して折り返したボールを鎌田大地が決めた。「アシストのアシスト」だ。
後半開始早々にはミドルシュートを狙い、わずかに左に切れたが、得意の攻撃にも再三、関わった。
その背中には、背番号7。三笘薫が背負ってきたナンバーだ。
前回大会、スペイン戦の逆転ゴールは「三笘の1ミリ」と呼ばれた折り返しに、田中が押し込んで決めたもの。しかし、三笘は負傷で今大会は選ばれなかった。
「試合前も連絡を取っていましたし、一人じゃないんで、戦っているのは。もっともっとできることもありますし、より良いパフォーマンスができると思うんで、また引き締めて、次やれればいいかなと思います」
ボランチが手薄だと言われていた今回のメンバーだが、その不安を払拭するようなパフォーマンス。だがもちろん、田中本人が言うように「もっともっとできる」ことを示していかなければならない。
