サッカー日本代表は現地18日、アメリカ・ナッシュビルでトレーニングを行った。取材に応じた鎌田大地は2日後に迫った北中米ワールドカップ、グループステージ第2戦・チュニジア戦について、勝利する上で重要なポイントを指摘した。

上写真=難しい試合になると指摘した鎌田大地。メンタル面では冷静さをポイントになると話した(写真◎JMPA長濱耕樹)

タケがいないのは大きなことだけど…

 日本がメキシコ・モンテレイで対戦する第2戦の相手、チュニジア代表は初戦でスウェーデンに1−5と大敗し、監督が交代した。サブリ・ラムシが更迭され、エルベ・ルナールが就任。新指揮官は昨年3月、サウジアラビアを率いて日本と対戦し、0−0で引き分けている。

 その時の印象を鎌田大地は鮮明に覚えていた。

「日本で引き分けた試合も覚えていますし、すごいディフェンシブに戦ってきて。現代サッカーでは本当に5バックで守られると、どんなに強かろうが、やっぱりなかなか難しい試合をどこもしていると思う。だから本当に難しい試合になるだろうなとは思いますけど、しっかり焦れずに、自分たちがやるべきことをやって戦っていけたらいいと思います」

 そのサウジアラビア戦、日本は5−4−1でブロックを築く相手を攻めあぐね、勝ち点1を分け合う結果になった。「難しい試合になる」と予想される中で、どんな攻略法が有効か。鎌田は言う。

「焦れずに自分たちがしっかりやるべきことを前半からやって、相手を左右にしっかり揺さぶって。もちろんリスクのあるパスというのも必要だと思いますけど、彼らはそれを狙ってると思うし、実際にそういうのでカウンターを狙われて失点するのが一番自分たちにとっては難しいことだと思う。90分をかけて勝てるようにということと、あとはやっぱり(シュートを)打てる時に打つことだったり、クロスを上げられる時にクロスを上げ切ることだったり、ゴールに繋がりそうな(相手にとって)怖いことをやっていくというのが大事かなと思います」

 奇をてらった策を講じるのではなく、日本の持ち味を最大限に生かしながら、攻め抜くことが重要だと鎌田は指摘した。また、チュニジア戦は、オランダ戦で左ヒザを痛めた久保建英の欠場が決定。そのことについて聞かれると、「タケ(久保)がいなくなるのはチームにとってすごく大きなことだと思いますけど、たくさん選手はいますし、逆に言えば、違う選手にとってはチャンスにもなる。モチベーションはみんな高いと思うので、しっかり各々がやっていけたらいい」。

 前回大会は初戦で強豪ドイツに勝利を収めながら、第2戦のコスタリカ戦では、守りを固める相手を攻めあぐねて、最後にミスから失点し、敗れてしまった。とくにマインドの部分で、その反省を生かすことが重要になるとも鎌田は言った。

「あの試合に関して言えば、最悪ゲームで、勝ち点3を取れていて4あれば問題ないのに、そういうリスク管理の部分だったり無駄なロストだったりで、結局(勝ち点)1も取れずに0で終わってしまった。今回も言っていますけど、自分たちはメンタリティの部分で、もちろん勝ち点3が欲しいですけど、最悪勝ち点1でも次勝てば5になるし、本当に『負け』というのが一番あり得ないと思うので。チームとして、どこまで攻めて、どこまでリスクを取るかというのもみんなで話し合っているところ。なので、そういう気持ちの部分というのは凄い大事なだと思います」

 仮にゴールが奪えない展開となったとき、どこまでリスクを冒して攻めに出るかの判断が極めて重要になるとの指摘は、経験者の鎌田だから重みがある。

 過去に2002年大会のロシア戦で一度だけしか、日本は第2戦で勝てていない。鬼門の試合に、鎌田とチームはあくまで冷静に、勝ち点をつかみにいく。

取材◎佐藤景【現地】


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