北中米ワールドカップに臨む日本代表が5月15日に発表され、DF谷口彰悟が前回大会に続いて選ばれた。所属するシント・トロイデンがオンラインで開催した記者会見では、2度目のチャレンジを前に冷静にいまの自分と日本代表を見つめていた。

上写真=谷口彰悟はいまや不可欠なディフェンスリーダー。2度目の大会を前に静かに燃えている(写真◎Getty Images)

「僕たちにはその責任がある」

 谷口彰悟にとっては、「最初で最後」から「次を目指す」という思いで駆け抜けた4年間だった。

 初めてのワールドカップとなった前回のカタール大会では、「正直、最初で最後だと」とその一度に賭ける意気込みだった。しかし、ラウンド16でクロアチアにPK負け。その瞬間から「4年後」への意欲が湧き上がってきた。

 それが実って、再びワールドカップのメンバーに名を連ねた。

「北中米ワールドカップのメンバーに選出していただき、大変光栄に思っています。それと同時に、いよいよワールドカップが始まるんだなという思いで身が引き締まる思いになりました。今大会にかける自分の思いは本当に強いものがあるので、その思いをプレーで表現できるように頑張っていきたい」

 34歳で臨む2度目のワールドカップ。4年前から進化して、いまや頼れるディフェンスリーダーだ。昨年ブラジルを破ったときも、今年イングランドを下したときも、3バックの一角にはこの男がいた。そこには、ヨーロッパの舞台で地道に歩んできた確固たる自信がある。

「より高いレベルでプレーしたい。ワールドカップに出場するためには、ワールドカップで結果を残すためにはヨーロッパでプレーしたいという思いで、シント・トロイデンに来ました」

 2024-25シーズンから加わって、アキレス腱断裂という重傷にも見舞われながら、乗り越えて、より強くなった。今季は開幕から好調を維持したチームの守備の中心となり、ついにはリーグ3位を確定させた。

「今シーズンは特にチームの調子も良くて、ベルギーリーグの中で継続していい戦いができていたので、そこの自信は間違いなく深まりました。最終結果が3位ということで、ここまで進んでこれたのはすごく手応えを感じるし、自分たちの自信を深める結果になりました」

 日本代表でともに戦ってきた南野拓実や、川崎フロンターレからともにプレーしてきた三笘薫が負傷で選外になった。彼らの思いも抱いてピッチに立つ。

「本人たちが一番悔しいとは思ってますけど、僕らも悔しい思いはすごく感じます。彼らだけではないけれど、ほかにもメンバーに入れなかった選手たちの思いは間違いなく背負って戦わないといけない。僕たち26人にはその責任があると思っているので、そういう思いも持って戦っていきたい」

 ベルギーで自らつかみ取った自信と仲間への思い。それを日本代表に、そしてワールドカップのピッチにぶつけていく日々が、間もなく始まる。

「覚悟は十分できているので、あとはいままで日本代表として積み上げてきたことや目標に向かって戦う姿をお見せできれば。そこに結果がしっかりついてくる大会にしたいと思います」

画像: 谷口彰悟と後藤啓介がともに会見に臨んだ(写真◎STVV)

谷口彰悟と後藤啓介がともに会見に臨んだ(写真◎STVV)


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