イギリス遠征中のサッカー日本代表は現地28日(日本時間28日・26時開始)、北中米ワールドカップ出場国であるスコットランド代表と対戦する。今回は遠藤航や南野拓実らが不在だが、彼らに代わって森保ジャパンを牽引してきた一人、堂安律がチームキャプテンを務めることになった。

 上写真=イギリス遠征でチームキャプテンを務める堂安律(写真◎青山知雄)

「責任と誇りはありますが、やることは変わらない」

遠藤航と南野拓実、長友佑都が不在のイギリス遠征で、堂安律がキャプテンマークを巻くことになった。

 森保監督が率いる代表チームでは、これまで62試合に出場。その数字は70試合の南野、63試合の伊東純也に次いで3番目に多い。

 堂安が代表デビューを飾ったのは2018年9月11日のコスタリカ戦で、その試合は森保監督にとっての初陣でもあった。つまり、堂安にとってのA代表の歴史は、森保監督とともに歩んできた道そのものということになる。

「何回も何回も言っているんで、もうみんなも書き飽きたと思うんですけど、(やることは)変わらないです。もちろん過去の日本代表の先輩たちを見ていくと、責任感とか誇り、名誉みたいなものを感じるので、さらに緊張感はありますけど、やることは変わらないと思います」

 キャプテン就任について問われると、代表の歴史の重みを感じつつも、これまでと変わらぬ姿勢で取り組んでいく決意を語った。そしてさらに語気を強めて言った。

「日本代表への思いは皆さんも感じてくれていると思いますけど、間違いなく強くなりました。今回、監督がこうやって(キャプテンに)選んでくれたのは、おそらく自分がキャプテンじゃなくても、そういう行動を普段からしていると。そういう自覚が自分の中で芽生えてきているのも感じてくれたからだと思います。ワールドカップ優勝のためなら、どの立場であっても全力でやりたいという思いはあるので」

 スコットランド戦前日の公式会見に登壇した森保監督は、堂安をキャプテンに任命した理由について問われ、次のようにコメントしている。

「年齢でいえば(谷口)彰悟だったり、純也であったりベテランもいますし、キャップ数の一番多いところで言うと、今回の招集では純也が一番多いと思います。そういう選手から選ぶことも考えましたけど、私が東京五輪からA代表の監督をさせてもらっている中で、長くともに戦わせてもらい、律のリーダーシップを見てきていますし、チーム作りという部分でも分かってくれていると思いますので、キャプテンに指名しました」

 指揮官もまた、堂安の代表に懸ける思いと振る舞いを高く評価していた。

 北中米W杯のメンバー発表前、最後の遠征に意義について、堂安はこう言葉を継いだ。

「ケガ人が多いという状況を踏まえて新しく若い選手たちが入っているという意味では、やっぱり新しく入ってきた彼らの力が必要なので、彼らが伸び伸びすることが一番日本代表の助けになると思います。僕が若い頃に(代表に)入ったとき、先輩たちがそうしてくれたのもありますし、彼らも先輩たちに気をつかってやるとかじゃなく、思い切って存分にポテンシャルを出せるように。その中でチームが一つになれるところが今の日本代表が成長する一番の近道というか、今回やるべきことだと思います。彼らの成長が僕たちをまた奮い立たせると思うので、そういうことも重要だと思います」

 下からの突き上げは、チームを活性化させる。それは堂安自身がかつて体現してきた姿でもある。佐野航大や後藤啓介、塩貝健人ら若手の姿に、若き日の自分を見ているのかもしれない。

 新キャプテンとして臨むスコットランド戦、そしてイングランド戦。チームとしての成熟とさらなる進化を、堂安は貪欲に求めていく。


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