3月24日のウルグアイ戦で交代出場し、同点ゴールをアシストした日本代表MF伊東純也。そのほかのプレーでも持ち味のスピードを生かして相手の脅威となり、2026年のワールドカップ(W杯)に向けても変わらず日本の武器になり得ることを証明した。

上写真=スピードを生かしたプレーで右サイドを活性化した伊東(写真◎Getty Images)

■2023年3月24日 キリンチャレンジカップ(観衆61,855人/@国立競技場)
日本 1-1 ウルグアイ
得点:(日)西村拓真
   (ウ)フェデリコ・バルベルデ

「どんどん仕掛けていこうと思った」

「0-1で負けている状態だったので、自分が入って何とかゴールに絡みたいと思っていた。同点にできてよかったです」

 カタールW杯後の初試合を終えて、伊東は静かに振り返った。日本は前半に先制されたものの、75分に伊東のセンタリングをMF西村拓真が決めて追いつき、1-1で引き分けている。

 MF堂安律との交代で61分から出場すると、すぐさま右サイドを活性化した。64分にはFW上田綺世とのパス交換でエリア内に入ったところで、相手選手に倒されてPKを獲得。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入して取り消しとなったものの、自慢のスピードを見せつけた。

 その後も「ゴールチャンスを作ることだけを考えて、1対1だったらどんどん仕掛けていこうと思った。あとは裏に抜けて、うまくゴールに絡めればいいと思っていた」というアグレッシブなプレー。同点アシストはタッチライン際でスペースに抜けてパスを引き出し、ニアサイドに飛び込んだ上田ではなく、後方から走り込んだ西村に正確なセンタリングを送ってお膳立てした。

 3月28日のコロンビア戦に向けては、ビルドアップについて「うまくいかなかった部分を修正して、次に生かせれば」と指摘。だんだん雨が激しくなった一戦には6万人を超える大観衆が詰めかけ、「雨の中、本当に応援ありがとうございました。やっぱりスタジアムが満員になると選手たちも心強いし、力になりました」と感謝の言葉も口にした。


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