日本サッカー協会(JFA)は17日、2023年初となる技術委員会を開き、日本代表チームのコーチを承認した。新たに、名波浩氏(前松本山雅FC監督)、前田遼一氏(前ジュビロ磐田U-18監督)がコーチに加わり、森保一監督とともに2026年ワールドカップを目指して強化を図っていく。

上写真=日本代表のスタッフに加わった名波浩コーチと前田遼一コーチ(写真◎J.LEAGUE)

反町委員長「森保監督の意向で決定しました」

 技術委員会後に反町康治技術委員長がブリーフィングを行い、名波浩氏、前田遼一がA代表の新任コーチとして森保一監督とともに活動していくことで委員会の承認を得たと説明した。

 カタールW杯後に退任した横内昭展コーチ(現ジュビロ磐田監督)の後を受ける形で就任した名波浩コーチは、主に攻撃面を担当することになる。現役時代にプレーメーカーとして活躍し、1998年のフランス・ワールドカップでもプレーした名波コーチは引退後、磐田や昨シーズンまで松本山雅FCで指揮を執った経験を持つ。

 前田遼一コーチは退任した上野優作コーチ(現FC岐阜監督)に代わってスタッフに加わった。現役時代は日本屈指のストライカーとして名を馳せ、磐田時代にはJ1で史上初の2年連続得点王に輝いた。代表にはユース年代から名を連ね、本大会出場こそならなかったが、2014年のブラジルW杯を目指す予選突破に大きく貢献している。2020年に現役を引退し、その後はU-18磐田のコーチ、同監督を務めていた。

 今回のコーチ人事に関して反町委員長は、「具体的には、私がコメントするところではございません。森保監督に聞いてもらった方がいい」と断った上で、「どこのチームでもそうですけど、監督の意向がコーチの配置や人事に影響を与えるもの。私の方から特に誰々と推薦するのではなく、監督の意向を最優先に、その後の事務的な手続き云々については私の方でしっかりとやらせていただいた」とし、今回のスタッフ編成は森保監督の意向を形にしたものだと説明した。

 第二次森保体制となったチームの初陣は3月23日のキリンチャレンジカップ(@国立競技場)。下記の通りのスタッフで強化を図っていくことになる。

■今回発表された日本代表スタッフ
・監督:森保 一
・コーチ:名波 浩(新任)
・コーチ:前田遼一(新任)
・コーチ:齊藤俊秀(留任)
・フィジカルコーチ:松本良一(留任)
・GKコーチ:下田 崇(留任)

■2023年の日本代表スケジュール
▼キリンチャレンジカップ2023
・3月24日(金):東京・国立競技場 ※日程変更:23日→24日
・3月28日(火):大阪・ヨドコウ桜スタジアム
・6月15日(木):愛知・豊田スタジアム
・6月20日(火):大阪・パナソニックスタジアム吹田
▼海外遠征
・9月4日(月)〜12日(火):場所未定
▼国際親善試合
・10月13日(金):新潟・デンカビッグスワンスタジアム ※日程変更:12日→13日
・10月17日(火):兵庫・ノエビアスタジアム神戸
▼FIFAワールドカップ2026兼AFCアジアカップ2027予選
11月16日(木):大阪・パナソニックスタジアム吹田
11月21日(火):未定
▼トレーニングキャンプ
12月:千葉・高円宮記念JFA夢フィールド


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